お笑いトリオ・ダチョウ倶楽部(上島竜兵、肥後克広、上島竜兵)が4月25日、都内で実施されたエリエール「えがおにタッチPROJECT」の記者発表会に出席した。コロナ禍で「商売あがったりだよ!」と胸中を語るなど、お笑い界屈指の大ベテランが苦境に立たされている。
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ダチョウ俱楽部、触れ合えない状況に「個性も芸も封印されちゃって商売あがったりだよ!」
コロナでの仕事の変化について聞かれると、上島が「ケンカしてもキスができないし、熱湯風呂での押すなよも近づけないので、さすまたで押されたこともあった。商売あがったりだよ!」と語り、コロナの影響で定番ギャグやリアクション芸が封印されているもどかしさを語りました。また、ジモンさんも「グルメ番組で試食をした時にすぐに感想を言いたいのに、一度マスクをつけないとダメで、美味しさが伝えられない」と悩みを吐露。
さらに3人は「ダチョウ俱楽部のネタは、ギャグもくっついてやるし、声を張る芸が多いから密なんです。でも、冷静に離れてやるとおでん芸も熱湯風呂も面白くないのがバレるんだよ(笑)。熱湯風呂をマスクでやって、息ができなくて死にそうになったこともあるしね」「コロナ禍で新ネタとして、キス芸を実際にキスをするのではなく、投げキッスに変えたが、あんまり伝わらず、面白くないのでほとんどやっていない(笑)」などと語った。
また、「早く触れ合いが戻る日が来るといいな」と今回のために作ったオリジナルの触れ合いギャグ「みんなで仲良く、ふれあいあい!」を披露した。
ダチョウ倶楽部が自由に活躍できる日がコロナ明け?
コロナ禍が始まって2年以上の月日が経つ今、芸能界では、芸能人たちは放送やイベントでマスクこそしないが、アクリル板越しの会話などが継続されている。ダチョウ倶楽部のように声を張り上げたり、あつあつおでん芸やケンカ芸に代表される“接触芸”で人気を集めたりするリアクション芸人には、なんとも辛い状況だ。
今回のイベントでも得意のキス芸を、アクリル板を挟んで披露するなど、時代に合わせて芸を修正している。とはいえ、かつての接触芸で世間が気兼ねなく笑ってくれる日も待たれる。
激動の芸能界を生き抜いてきたダチョウ倶楽部。大ベテラン3人が自由に活躍できる日こそ、コロナ明けの象徴かもしれない。
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