ルー・リードが71歳で死去。俳優としても『ブルー・イン・ザ・フェイス』などに出演

アンディ・ウォーホルがジャケットをデザインしたデビューアルバム「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」
アンディ・ウォーホルがジャケットをデザインしたデビューアルバム「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」
アンディ・ウォーホルがジャケットをデザインしたデビューアルバム「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」
ルー・リード「Bells」ジャケット

アーティストのルー・リードが10月27日にニューヨーク州のロングアイランドで亡くなった。71歳だった。

大ベストセラー作家トム・クランシー死去に米スタジオが哀悼の意「最も偉大な作家」

ルー・リードはロックバンド「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」でデビュー。有名なバナナのジャケットのデビューアルバム「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」は、プロデューサーのアンディ・ウォーホルによるデザインで知られる。

ウォーホル・プロデュースでデビューしたことからもわかるとおり、その過激な歌詞やサウンドはニューヨークのアートシーンにも影響を与え、音楽面では、のちのNYパンクやオルタナティブ・ロックの礎を築いた。

バンド解散後はソロとなり、シングル「ワイルド・サイドを歩け」のヒットのほか、近年に至るまで、挑戦的なスタンスを維持したままコンスタントに活動をし続けた。

従来のロックの歌詞にはなかった詩的な表現は、ボブ・ディランと並んでロックの歌詞表現の境界を拡げる大きな役割をはたしてきた。

映画でも俳優として、リュック・ベッソン監督作『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』(09年)、ヴィム・ヴェンダース監督作『パレルモ・シューティング』(08年)、『スモーク』の続編的作品の『ブルー・イン・ザ・フェイス』(95年/ポール・オースター 、ウェイン・ワン監督)などに出演している。

【関連記事】
『グリー』コーリー・モンテースが31歳で死去。薬物依存から更生中と思われた矢先
『ザ・ソプラノズ』主演俳優ジェームズ・ガンドルフィーニが51歳で死去
『トップガン』続編も期待されていたトニー・スコット監督、橋から飛び降り自殺か
ブロンクス生まれの名優トニー・カーティスが心不全で死亡

INTERVIEW