カリコレ2022開催決定! ジャンルと国境を越えた選りすぐりの新作&旧作がラインナップ
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「Jホラーの父」によるAIサスペンスを初め、日本公開に先駆けて新作4作品が上映
ミニシアターの新宿シネマカリテが贈る映画祭「カリテ・ファンタスティック! シネマ・コレクション2022(R)」 (略して「カリコレ2022(R)」) が、7月15日〜8月11日の4週間にわたって開催されることが決定した。14年の第1回開催から数えて8回目、今年もジャンルと国境を越えた新作と旧作が上映される。今回、オープニング作品を含む上映作品の第1弾が発表された。
・「だめ、だめ、だめ……逃げて!」田舎の牧場に起こる“最悪の奇跡”
今年のオープニング作品は、「Jホラーの父」と呼ばれる鶴田法男監督が中国で撮った新感覚AIサスペンスホラー『戦慄のリンク』。
中国の人気作家マ・ボヨンのスリラー小説を原作に「青い鯨事件」のリアルな恐怖を盛り込んだ本作は、謎のネット小説を読んだ人々が小説と同じ死に方をするというストーリーだ。スタッフには、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のビジュアルディレクター神田創(撮影)他、日本の精鋭が参加している。すでに中国全土5,000館で上映され、アジア圏を中心に世界でも話題の作品が、待望の日本初上陸を飾る。
さらに日本公開に先駆けて新作4作品が上映される。1作目は、何度怒らせたら気が済むのか!? 御馴染み我らがニコラス・ケイジ激怒の復讐モノ『PIG』(原題)。ストレートなタイトルが物語るように、ニコケイ演じる主人公ロブが「俺の豚を返せ!」と溺愛するトリュフ・ハンターの豚を奪還するリベンジスリラーだ。
2作目はジャン・レノ出演の近未来SF作品『レッド・グラビティ』(原題:Paul W.R.’s Last Journey)。舞台は2050年の地球。異常高温で生命体は絶滅し、謎の“惑星レッドムーン”が地球に大接近する。この危機を救えるのはただ一人の宇宙飛行士ポール。しかし、ポールはある秘密を知りミッション当日の夜明け前に姿を消していた……。フランス発、環境破壊が進む人類の終末に警鐘を鳴らす1本だ。
3作目は10年ぶりに俳優業に復帰したヴィンセント・ギャロが狂った小児性犯罪者を怪演する『トジコメ』(原題:SHUT IN)。子どもたちと新生活を初めた母親が、怒り狂った元カレに閉じ込められてしまう。彼女は密室から脱出し、子供たちを救うことが出来るのか!? 『トリプルX:新起動』(17年)『イーグル・アイ』(08年)のD・J・カルーソー監督が贈る戦慄のシチュエーション・スリラーだ。
最後はシーズンを先取りしたカナダ発のハロウィーン・ホラー映画『ハロウィン 悪魔のウイルス』(原題:Halloween Party)。大学生のグレースは友人ゾーイのパソコンから不気味なハロウィーンのミームを見つける。そのミームから一番の恐怖を聞かれたグレースは回答を入れるがゾーイは拒否。それをきっかけに惨劇が起こる。低予算ながらミレニアム世代が贈る独創的で野心的な秀作だ。
また、併せて公開された映画祭のメインビジュアルは、ポップコーン片手に期待に胸膨らませたアリスが新宿シネマカリテの劇場エントランスに出現するポップアート。映画館に来て、映画を観て欲しいという願いを込めたイラストは、例年同様にイラストレーターの田中梓による描き下ろしだ。
「カリテ・ファンタスティック! シネマ・コレクション2022」は7月15日より開催される。
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