ハリウッドで映画化の噂もあった「寄生獣」を山崎貴監督が2部作で実写映画化!
1990年より「月刊アフタヌーン」で連載され、連載終了から20年経った今なお愛され続けている累計1100万部の大人気コミック「寄生獣」が、『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズなどの作品で知られる山崎貴監督の手により実写映画化されることがわかった。
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原作コミックは海外でも人気で、ハリウッドのプロダクションが原作権を獲得。そのため日本での映画化ができず、手が出せない原作として伝説化していた。状況が変わったのは今年に入ってから。ハリウッドとの契約が切れ、日本での映画化が可能となったことで、数十社による激しい争奪戦が起こり、最終的に東宝が映画化権を獲得し、映画化される運びとなった。
監督並びにVFXをつとめるのは前述のように山崎監督。脚本には『ALWAYS三丁目の夕日』でその山崎監督とタッグを組み、『探偵はBARにいる』シリーズ、ドラマ『リーガル・ハイ』などを手がける古沢良太。
主人公・泉新一役には『ヒミズ』で第68回ヴェネツィア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞し、ドラマ『みんなエスパーだよ!』でも注目を集めた染谷将太。新一が通う高校に教師としてやってくるパラサイトの田宮良子役には『踊る大捜査線』シリーズの深津絵里。新一の同級生で幼馴染のヒロイン・村野里美役には。映画『桐島、部活やめるってよ』やドラマ『あまちゃん』で人気の橋本愛が扮する。
今回の映画化について山崎監督は「『寄生獣』は連載当初から、いつか実写で見てみたいと思っていた漫画でした。それを自分たちのチームが手がけることが出来ることになって、興奮と恐れと喜びで大変な状態になっています」と興奮を隠しきれない様子。役者陣については「この物語をしっかりと地に足をついた作品にするために、キャストは役に憑依できる人たちに集まってもらいました。かなり実力主義というか本物感のあるキャスティングだとおもいます。このメンバーが物語を紡ぎ出すとき、どんな化学変化が起こるか……今から楽しみでなりません」と期待を寄せている。
主人公を演じる染谷は「漫画の実写化というものはとても難しいものです。だけど、しっかりした骨組みが構築された漫画を描かせてもらえるとなると世界が広がります。なにが言いたいかと申しますと『寄生獣』をおかりして映画表現をするということにとても安心感があります。はなから素晴らしい題材は、誠実に向き合えば向き合うほど、素晴らしくなると思うのです」とコメント。
深津は「原作があまりにもすばらしいので……ですが、覚悟を決めて、監督・スタッフを信頼し、共演者のみなさんとともに、この先待ち受けているであろう過酷な試練とその先に待っていて欲しい喜びに向かい、原作に敬意を込めて、ひたすらがんばりたいと思います」と話し、橋本は「信頼している大好きなスタッフさんや共演者がいる現場なので楽しんでいいものを作りたいです」と語っている。
本作は2部作での製作を予定しており、撮影は2014年1月からスタート。同時にテレビアニメプロジェクトも始動するそうで、2つのメディアで映像化。2014年12月に『PART1』、2015年に『PART2』という形で全国東宝系にて公開となる。
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