生々しく、痛みがひしひしと伝わるアンダーグラウンドな格闘技の世界
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『生きててよかった』栁俊太が地下格闘技へ誘うナゾの男
綾野剛主演×藤井道人監督『アバランチ』で最狂の敵役を演じて注目を集めた“逆輸入俳優”木幡竜が主演する映画『生きててよかった』が、5月13日より全国公開される。このたび、個性派俳優・栁俊太郎が演じる新堂の新らしい場面写真が公開された。
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栁は、09年にMEN’S NON-NOモデルオーディションでグランプリを受賞しモデルデビューしたのち、12年に映画『東京プレイボーイ』(奥田庸介監督)で俳優デビューを果た。
近年は、『弱虫ペダル』(20年)『るろうに剣心 最終章 The Final』(21年)『桜のような僕の恋人』(22年)、Netflixオリジナルシリーズドラマ『今際(いまわ)の国のアリス』などの数々の話題作に出演。今年は本作品以外にも、『神は見返りを求める』が公開予定だ。
そんな栁が本作品で演じた新堂は、ボクシングを引退した創太を地下格闘技の世界へと誘う謎の男。ルールのない地下格闘技場で、何でもありの闘いに金を賭けて楽しむ観客たちを前に、新堂は創太をリングへと煽る。
公開された場面写真は、初めて地下格闘技場へと足を踏み入れた創太に対し、「ちょっと、ビビってます? 元プロボクサーが素人に負けるわけない?」と挑発する様子を捉える。
闘い続ける創太が心配で、試合会場から創太を連れ戻そうとやって来た幸子に対し銃を向けて脅すという衝撃的なシーンも。
自身が演じる新堂というキャラクターについて、栁は次のようにコメントを寄せた。
「とても謎めいた怖さのある役で、楠木創太(木幡)の放つエネルギーをどう弄ぼうか常に考えて現場を過ごしました」
また、自身もボクサーの経歴を持つ主演の木幡については、「役に対しての息の吹き込み方にとても感動しました」と称賛。
本作品については、「アクションシーンもとても生々しく、痛みをここまで感じられる映画は少ないと思います」とアピールした。
闘いに取り憑かれた元ボクサーの末路
本作品は、ドクターストップで引退を迫られたボクサー・楠木創太(木幡竜)の生き様を描く。創太は、闘いへの未練と執着を捨てきれぬ中、恋人との結婚を機に新しい生活を築くため仕事に就く。しかし、人生の大半をボクシングに捧げてきたこともあり、何をやってもうまくいかない上、社会にも 馴染めず苦しい日々を過ごす。そんなある日、創太のファンだと名乗る謎の男から大金を賭けて戦う欲望うずめく地下格闘技へのオファーを受ける。一度だけの思いで誘いに乗った創太だったが、忘れかけていた興奮が蘇り、再び闘いの世界にのめり込む。彼にとってその高揚感は何物にも代えがたいも のだった。闘うことに取り憑かれた男の狂気と愚直なまでの生き様は、果たして喜劇となるか悲劇となるか? 今、再び闘いのゴングが鳴る──。
『生きててよかった』は、5月13日より全国公開される。
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