ウォルト・ディズニーがミッキーマウスの吹き替え!? 証拠の短編アニメ映像が解禁
1901年12月5日生まれのウォルト・ディズニー。そんな彼の誕生日である本日12月5日に解禁されたのが、ミッキーの生みの親ウォルトが自ら声優をつとめた新作短編アニメーション『ミッキーのミニー救出大作戦』の1分ちょっとの映像だ。
まずは解禁映像を見てほしい。ミッキーマウスでモノクロと言えば、『蒸気船ウィリー』を思い出す人も多いだろう。だが本作は、1928年の『蒸気船ウィリー』とは違い、正真正銘、21世紀の今日に新しく作り出された短編なのだ。
この短編は製作総指揮ジョン・ラセターのもと、“ミッキーマウスを現代の観客に再び紹介する”というアイデアで制作された、ミッキーマウスの短編シリーズ史上“初”の3D作品。
そして冒頭にも記したとおり、ウォルト・ディズニー自らがミッキーマウスの吹き替えを担当しているのだ。といっても、ウォルトは66年12月15日に亡くなっている。では、どうやって? その答えは現在の技術。こちらもラセターの「使うなら全部ウォルトの声にしよう」という指示のもと、スタッフが音声アーカイブからウォルト本人の声を一音一音抽出することで実現した、まさにウォルトの意思をついだような、ディズニー魂だからこそなせるわざなのだ。
ちなみに、この短編は来年3月14日に公開される『アナと雪の女王』と同時上映されるもので、劇場で3Dで楽しめるのは、もうちょっと先のこと。なお『アナと雪の女王』は11月27日に全米3742館で公開され、公開5日間の興行収入が9335万6000ドル(93億3560万円/1ドル100円換算)という好成績でディズニー・アニメーション史上No.1の大ヒットとなっている。
また、現地時間2日に発表されたアニメ界のアカデミー賞といわれる「アニー賞」でも、『ミッキーのミニー救出大作戦』は短編映画賞にノミネート。もちろん『アナと雪の女王』もノミネートされており、こちらは最多10部門でノミネートと、貫禄を見せている。
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