今年度アカデミー賞最有力の呼び声も高く、宇宙に放り出されてしまう主人公の女性宇宙飛行士を演じたサンドラ・ブロックが来日したばかりの『ゼロ・グラビティ』。この映画の15秒特別テレビCM3本が、ムビコレ先行で解禁となった。
同作は、気圧も酸素もまったくない宇宙空間に、突如として投げ出されてしまった人間に襲いかかる究極の絶望と、そのなかで生を渇望する強き女性の姿を描いた感動作。メインキャストはブロックとジョージ・クルーニーのみというのも話題を呼んでいる。
解禁となった『ゼロ・グラビティ』のテレビCMは、『ストーリー編』『インパクト編』『ジェームズ・キャメロン編』の3本。『ストーリー編』はクルーニーとブロック扮する宇宙飛行士が船外活動中に事故に遭遇し、宇宙空間へと投げ出されていくなか、「生きている限り、あきらめない」という強い希望を描いたCM。
静寂のなかからはじまる『インパクト編』は、突然襲いかかる事故に悲鳴を上げるブロックの声と、それに被さるかのように「酸素0」「重力0」「生存率0」というテロップが流れるもので、『ジェームズ・キャメロン編』は「史上最高の宇宙映画」というキャメロン監督からのメッセージが大きく映し出される。
どれも短い時間ながら、この映画の魅力をコンパクトに伝えているのでお見逃しなく。
そんな本作には、数々の著名人から絶賛のコメントが寄せられている。『宇宙兄弟』の森義隆監督からは「どう撮っているのか、分からなかった。未だ見たことのない映像、主人公と共に極限状況を生き抜いているかのような体感、心揺さぶる人間ドラマ。映画の進化だ。必見!」と無重力空間を見事に映像化したその手腕を讃える声が。
つい先日、実写版『進撃の巨人』のメガホンをとることが発表されたばかりの樋口真嗣監督は「凄い!いや、言葉なんかじゃ形容しきれない凄さ。IMAX、3D、デジタルという観客に向けたインターフェイスを介した正しい映画の進化形。これはもはや映画としてカテゴライズできないし、これを真似た映画は作れないだろう。そのぐらい凄い。そしてとても心地良い。もはや映画じゃない、と思いつつも映画としての矜持を忘れていない辺りに作り手の凄まじい執念を感じます。全てが偶然もしくは自然現象に見えるように見せておきながら、総て計算されているのですから。見ているときは微塵も感じることないからこそ、見終わって冷静になると戦慄を禁じ得ないのです」と興奮したコメント。
また、映画『モテキ』の大根仁監督は「SF映画史上最高のデートムービー!! 男性は女性の、女性は男性の手を握りたくなること必至!」とデートムービーとしてイチ押ししている。
『ゼロ・グラビティ』は12月13日より全国公開となる。
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