『生きててよかった』リアルなKOシーンの舞台裏明かす
綾野剛主演×藤井道人監督『アバランチ』で最狂の敵役を演じて注目を集めた“逆輸入俳優”木幡竜が主演する映画『生きててよかった』が、5月13日より全国公開される。このたび、リアルなKOシーンの舞台裏を明かすインタビュー動画が公開された。
公開されたインタビュー映像で、「映画を撮る前から、このシーンでは絶対にガチンコでアゴにパンチを当てて、死んだ目でマットに落ちてく画が欲しかった」と明かす木幡。
しかし、当然ながら危険性を考え提案は却下……されたはずだったが、どうしてもやりたいと虎視眈々と機会をうかがっていたという木幡の執念で撮影が実現! 自身もボクサーとして活躍していただけに、「(画面で見ても)ボクシングの迫力や生々しさが伝わらない」と常々感じていた木幡が追求したかった「ダウンしたときに一瞬目が死んで下に落ちていく」僅かな目の揺らぎをカメラに収めることに成功した。
アクション監督を務めた園村健介は、「アクション場面での安全管理も僕らの役割のひとつ。ハプニングが理由で撮影がストップしては本末転倒なので、当然最初は止めました。でも『それをやることで映画がガラッと変わるから!』という木幡さんの信念と覚悟があまりにも強くて。結果的にやってもらうことになりました」と、根負けしたことを明かしている。
まさかの「もう一回お願いできますか?」
しかし木幡のインタビューでは、「実際にやるときに、『絶対に1回しかできない』と伝えていたが、終わった瞬間、園村くんが駆け寄ってきて『もう1回お願いできますか?』と(笑)」と衝撃のリテイクがあったことを告白!
今回のインタビュー映像には、そんな本気の顔面パンチをくらうKOシーンの貴重なNGシーン、OKシーンも収録された。NGシーンは、もの凄いスピードで倒れる木幡の姿をカメラが追い切れず、画面から見切れてしまっているのが分かる。まさに、元プロボクサーの木幡だからこそ実現できた離れ業だ。
闘いに取り憑かれた元ボクサーの末路
本作品は、ドクターストップで引退を迫られたボクサー・楠木創太の生き様を描く。創太は、闘いへの未練と執着を捨てきれぬ中、恋人との結婚を機に新しい生活を築くため仕事に就く。しかし、人生の大半をボクシングに捧げてきたこともあり、何をやってもうまくいかない上、社会にも馴染めず苦しい日々を過ごす。そんなある日、創太のファンだと名乗る謎の男から大金を賭けて戦う欲望うずめく地下格闘技へのオファーを受ける。一度だけの思いで誘いに乗った創太だったが、忘れかけていた興奮が蘇り、再び闘いの世界にのめり込む。彼にとってその高揚感は何物にも代えがたいも のだった。闘うことに取り憑かれた男の狂気と愚直なまでの生き様は、果たして喜劇となるか悲劇となるか? 今、再び闘いのゴングが鳴る──。
『生きててよかった』は、5月13日より全国公開される。
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