映画『ジャッジ!』の公開直前イベントが1月6日に新宿ピカデリーで行われ、主演の妻夫木聡と永井聡監督が登壇。恋愛に関して真逆のトークを繰り広げ観客を沸かせた。
同作は妻夫木扮する落ちこぼれ広告マンが、世界最大の広告祭で自社CMを入賞させるべく奮闘する姿を描いた作品。この日は新成人が招待されるなか、上映後に妻夫木と監督がサプライズで登場すると、客席は大盛り上がり。
「成人おめでとうございます」と祝福した妻夫木は、自身の20歳の頃について「ちょうど『ウォーターボーイズ』に出演していた頃で、給料も大してホリプロからもらえませんでしたがバリバリ働いていました」と冗談を交えながら振り返った。
また、この日は恋愛について相手に求めるものは何でしょうかという質問が新成人になされた。1位になった回答は圧倒的に「一緒にいると落ち着ける癒しの関係」だそうで、これを聞いた妻夫木は、希望溢れるはずの若者たちに「老後の人か(笑)」とコメント。「何で、もう落ち着きたいんだろう。20歳にして何があったの?」と畳みかけるように話しかけると、76%の新成人がこの答えを選んだことに対し「刺激求めろよ! もうちょっと」と笑いながら激励。
一方、同じ質問に永井監督は「私はもう、恋愛を相当前に止めたので」と答えることを拒否。監督によると結婚したことで妻は家族になり、家族になると好き嫌いという概念で相手を見ない関係になる、ゆえに恋愛は終わるそうで、「だから愛とかはなくなるんですよ」とクールな意見。言い終えると監督は「あれ? すごい静かになってません」と大ボケをかまし、妻夫木からは「そりゃ、結婚について20歳くらいは大恋愛の末に結ばれるみたいに思っているよね」といさめられるも、監督は「それはないね」とひと言。観客が大笑いするなか、妻夫木も「止めなさいよ監督、夢たっぷりの子たちなんだから」と笑顔で応じていた。
そんな妻夫木だが、結婚相手に求めるものはと同じ質問をされると「やっぱり落ち着きですかね」と照れ笑い。「思いやりの気持ちですかね。自分もそうですけど、相手にも思いやる心があれば」と続けると、司会が「さすが大人の意見、ありがとうとございます」とコメント。が、その横で監督がすかさず「いやあ、子どもだね」とバッサリ! 妻夫木は笑いながら「言われると思った」とぼやき、監督は「早く大人のエレベーター乗った方がいいよ」とまくしててていた。
この日はほかにゲストとして、チャド・マクレーン、スチュアート・オー、ちくわ笛奏者の住宅正人氏も登壇した。
『ジャッジ!』は1月11日より全国公開となる。
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