稀代のモテ男ながらも最後はいつも女性に去られてしまうニシノユキヒコの姿を描いた『ニシノユキヒコの恋と冒険』の完成報告会見が、1月14日に有楽町朝日ホールで行われ、主演の竹野内豊をはじめ、尾野真千子、成海璃子、木村文乃、本田翼、麻生久美子、阿川佐和子、中村ゆりか、そして監督の井口奈己が登壇した。
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本作は、芥川賞作家・川上弘美の同名小説を『人のセックスを笑うな』の井口監督が映画化した珠玉の恋愛映画。美女たちに囲まれたモテ男を演じた竹野内は「現場ではとにかく丸裸にされて恥ずかしくなることも正直あった」と照れ笑いしつつ、作品については「女性が見て、恋をしたくなるような素敵な作品に仕上がっていると思う」とアピールしていた。
また竹野内は主人公の魅力について聞かれると、「私は基本、日本男児なので、理解するのが難しい」と答えにつまりつつも、「女性の幸せを第一として考えているからなのでは」と分析。さらに「ちょっと参考にしたい。モテたいので(笑)」と密かな願望もチラリとのぞかせた。
一方、そんな主人公の恋の相手を演じた女優陣たちからは、モテ男を違和感なく演じた竹野内の魅力について、「見つめられると、あれにやられちゃう」(麻生)、「スマートなんだけど、かわいくて触ってみたいと思わせる、母性本能をくすぐるところがある」(成海)、「瞳を見つめていると吸い込まれそうになっちゃう」(本田)と賛辞が相次ぎ、竹野内は戸惑ったような表情を浮かべていた。
会見ではラブシーンについての裏話も飛び出し、竹野内は尾野との初対面の日に撮影したキスシーンについて「監督から『(リハーサルの)10倍以上のイチャイチャで!』と言われ、“大人のイチャイチャ”と考えてギリギリのラインで奮闘していたけれどなかなかカットがかからなくて、尾野さんの顔がみるみる赤面していった」と振り返り、「なんてドSの監督なんだ(と思った)」と苦笑い。尾野も「そこですよ!」とうなずき、「(撮影中は)常にポッポさせられるけれど、カットがかからないのでポッポがとまらない。恥ずかしかった」と頬を赤らめていた。
さらに12歳のときに竹野内と共演したという成海も、今回の竹野内との“大人なシーン”について言及し、「その時の関係があるので、緊張があった」と照れ笑い。竹野内も「璃子ちゃんがどう感じているんだろうといろんな考えを巡らせながら(撮影していた)」と胸の内を吐露。
続いて木村も「竹野内さんを押し倒すシーンがあって、後ですごく恥ずかしいことをしたな、私……って」と恥ずかしそうな笑みを浮かべていた。
『ニシノユキヒコの恋と冒険』は2月8日より全国公開される。
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