落ちこぼれ広告マンが、世界最大の広告祭で自社のちくわCMを入賞させる使命を負わされ奮闘する姿をコミカルに綴った『ジャッジ!』。この映画が1月11日に公開となり、丸の内ピカデリーで行われた初日舞台挨拶に妻夫木聡、北川景子、鈴木京香、豊川悦司、永井聡監督、澤本嘉光(脚本)が登壇した。
主人公の落ちこぼれ広告マンを演じた妻夫木は、司会から「すごく情けない役をやっていましたが、あまりにうまいので役を作る必要がなかったのではという声がある」と指摘されると、「ちょっと待ってくださいよ。僕がバカみたいな言い方、止めて下さいよ」と笑顔。
「実際はもうちょっとちゃんとした大人です」と反論すると、『清須会議』で演じた織田信長の次男・信雄や、トヨタのCMののび太くんを挙げ、「いろいろダメな男をやらせてもらってきたし、僕の原点『ウォーターボーイズ』でも裸で踊ってましたので、今回はダメ男っぷりの集大成ということで、気合いを入れてダメ夫を演じました」と話した。
一方、登場するちくわCMにあわせ、ちくわが大量に登場するシーンがあることに監視、「ちくわは好きになりましたか?」と聞かれた北川は「もともと好きでしたよ。(でも)こんなにちくわを持ったり食べたりするのは初めてだったので、もっと好きになりました」と答えていた。
この日は、映画タイトルの『ジャッジ!』に絡め、俳優を選ぶというジャッジをしていなかった場合、どんな職業に就いていたと思うかを尋ねるコーナーも。前回のイベントで人生最大のジャッジを聞かれ、「ホリプロとアミューズのどっちに入るかを問われたとき」と答えた妻夫木は、司会から「アミューズから怒られなかった?」と問われると、「ちゃんとこの間、挨拶をしたので、たぶん大丈夫だと思います」と苦笑い。
「俳優じゃなかったら?」という質問には「本当に夢のない男だったので、これといってやりたいことがなかった。当時、高校生雑誌の読者モデルみたいなことをやっていて、メイクさんとかスタイリストさんを見て面白そうだなと思っていたので、そういう道に進んでいたかもしれないですね」と答えた。
同じ質問に北川は「私は高校3年生のときに本格的に上京したんですけど、それまでは何にも考えていなかったので、たぶん、地元の兵庫県にずっといて、とりあえず大学に行って就活して、受かったところに就職していたと思います」と回答。
鈴木も「たぶん地元で普通に就職してOLさんになっていたんじゃないかな(笑)」と答えると、豊川が「僕もたぶん、地元で普通に就職してOLになっていたと思います」と語り、爆笑を誘っていた。
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