今週発表のNetflix TOP10の注目作は、2位の『鳩の撃退法』
【Netflix TOP10】Netflixがオリジナル作品やライセンス作品を対象に、毎週の人気作品をランキングする「Netflix TOP10」。今回ピックアップするのは、「Netflix日本TOP10」(映画)から、2位ランクインの『鳩の撃退法』。原作は『月の満ち欠け』で直木賞を受賞した作家・佐藤正午の同名小説で、予測不能なストーリー展開で「実写化不可能」と言われていた名作が、藤原竜也、土屋太鳳、風間俊介、豊川悦司、西野七瀬など豪華キャストで映像化された。
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直木賞を受賞した天才作家・津田伸一(藤原竜也)は、とあるバーで担当編集者の鳥飼なほみ(土屋太鳳)に、書き途中の新作小説を読ませていた。富山の小さな街で経験したある出来事をもとに書かれた津田の新作に心を躍らせる鳥飼だったが、話を聞けば聞くほど小説だけの話とは思えなかった。神隠しにあったとされる家族、津田のもとに舞い込んだ大量の偽札、囲いを出た鳩の行方、津田の命を狙う裏社会のドン、多くの人の運命を狂わせたあの雪の一夜の邂逅など、津田の話を頼りに小説が本当にフィクションなのか検証を始める鳥飼だったが……。
落ちぶれたクズながら天才という複雑なキャラを藤原竜也が熱演!
上下巻合わせて1000ページにも及ぶ原作は、物語が進むにつれ繋がって来る巧妙な伏線と、徐々に明るみになってゆく真実を謎解く本格サスペンスが持ち味だ。当時Twitter上では、映画を見たファンたちの考察ツイートが盛り上がりを見せ、フィクションと現実が入り混じる複雑なストーリー構成が注目された。
主人公・津田を演じた藤原は、これまでも『DEATH NOTE デスノート』(06年)や『カイジ 人生逆転ゲーム』(09年)『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』(14年)など原作ものの実写映画に出演し、ド迫力の演技やキャラクター再現度の高さが好評を博した。本作の役どころも、落ちぶれたクズながらも天才的頭脳を持ち、不運にも巻き込まれた事件を逆手に周囲を自身の計画に巻き込んでいくという一筋縄ではいかないキャラクターで、これまた藤原の良演を一層引き立たせるはまり役に違いない。見れば見るほど味が出る藤原の名演技と脇を固める俳優陣のコンビネーションに期待したい。(文:U)
【Netflix日本Top10(映画)/5月2日~5月8日】
1位『バブル』
2位『鳩の撃退法』
3位『クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』
4位『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結(吹き替え版)』
5位『パウ・パトロール ザ・ムービー』
6位『地下に潜む怪人』
7位『ザ・インタープリター』
8位『スペースプレイヤーズ』
9位『AI崩壊』
10位『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』
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