鬼才ポン・ジュノの近未来SFエンターテインメント『スノーピアサー』が、来月6日より開幕となる第64回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品されることが明らかになった。
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斬新な映像と緻密な構成、完璧なストーリーテリングを兼ね備え、『殺人の追憶』、『グエムル−漢江の怪物−』『母なる証明』と次々と傑作を世に送り出してきたジュノ監督。フランスのコミックを原作とした『スノーピアサー』では、雪と氷に閉ざされた近未来を舞台に、最後の人類を乗せた箱船列車のなかで展開する階級闘争を描き出す。
本作には著名人たちからも賛辞が相次ぎ、作家の宮部みゆきは「何から何まで初めて体験するのに、(主人公)カーティスの怒りと悲しみを、私は知ってるような気がする。それはたぶん、この映画が描いている大きな絶望と小さすぎる希望が、全ての現代人の心のなかにあるから」とコメント。
俳優の香川照之は「複雑に入り組んだカットをフルボディで重ねてくる。ストーリーの暗示も重厚だ。傑作である。拍手喝采したい」、ラッパーでラジオパーソナリティのライムスター宇多丸も「筒井康隆『家』やテッド・チャン『バビロンの塔』あたりを彷彿とさせる寓話的奇想を、堂々と長編実写映画にしてしまう作家としての胆力に脱帽!」と絶賛している。
『スノーピアサー』は2月7日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて全国公開される。
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