オスカー前哨戦、米映画俳優組合賞で『アメリカン・ハッスル』が最高賞を受賞
アカデミー賞の俳優賞のゆくえを占ううえで最も影響力があると言われる映画俳優組合(SAG)賞が18日(現地時間)に発表になり、最高賞であるキャスト賞を、主演・助演の男女優4人がオスカー候補になった『アメリカン・ハッスル』が受賞した。
・米アカデミー賞、『アメリカン・ハッスル』『ゼロ・グラビティ』が最多10部門で候補に
『アメリカン・ハッスル』はオスカー候補のクリスチャン・ベール、エイミー・アダムス、ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンスのほかにもジェレミー・レナーやカメオ出演のロバート・デ・ニーロが好演している。
主演男優賞は、『ダラス・バイヤーズクラブ』で20キロ以上減量して治療薬の密輸を行うHIV感染者を演じたマシュー・マコノヒー、主演女優賞は、ウディ・アレン監督最新作『ブルージャスミン』で資産家の夫との破局から生活が一変し精神が不安定になっていく女性を演じたケイト・ブランシェットに輝いた。
先週発表になったゴールデングローブ賞のドラマ部門の主演賞受賞者2人がこちらでも続けて受賞。助演男優賞も同じく『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャレッド・レトが受賞したが、助演女優賞は『それでも夜は明ける』のルピタ・ニョンゴに輝いた。
テレビ映画およびミニシリーズ部門の主演男優賞は、日本では劇場公開された『恋するリベラーチェ』のマイケル・ダグラス、同主演女優賞は『Phil Spector(原題)』のヘレン・ミレン、ドラマシリーズ部門では『ブレイキング・バッド』のブライアン・クランストンが主演男優賞、『ダウントン・アビー』のマギー・スミスが主演女優賞に輝いた。最高賞のアンサンブル賞はドラマシリーズ部門のアンサンブル賞が『ブレイキング・バッド』、コメディシリーズ部門は『モダン・ファミリー』が受賞した。
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