竹野内豊がルックスもよく、仕事もでき、セックスもよく、女には一も二もなく優しくモテモテなのに、最後には必ずどの女性からも去られてしまう主人公・ニシノユキヒコを演じた『ニシノユキヒコの恋と冒険』。この映画の初日舞台挨拶が2月8日にTOHO 六本木ヒルズで行われ、竹野内のほか、尾野真千子、成海璃子、木村文乃、本田翼、阿川佐和子、井口奈己監督が登壇した。
同作は女に関して懲りることを知らないニシノユキヒコが真実の愛を求めて冒険するというストーリー。タイトルに絡め、もし自分が冒険するとしたら、何を探し求めて冒険をしたい? という質問に、竹野内が「先日、おみくじを引いたら、そこに『待ち人現れるでしょう』と書いてあったんです」と答えると場内からは大きな拍手が。これに竹野内は「いやいやいいや」と照れると、「『待ち人現る』と書いてあったので、待ち人を探す冒険をしたい。ちょっと力業(強引)でしたね」と続け、笑いを誘った。
同じ質問に尾野は、いきなり「タンタラターン〜」と鼻歌で『インディ・ジョーンズ』のテーマ曲を口ずさんで観客のクスクス笑いを誘うと、「冒険と言えば『インディ・ジョーンズ』ですからね、いろいろなことがありつつの旅をしてみたいです」と話した。
また成海は「“冒(おか)す”ってことですよね、キケンを」と話すと、隣の阿川が「冒す?」と反応し、本田も口を押さえてビックリ顔。これに成海は「いえいえ、違いま! キケンを冒すってことですよ」と慌てて言い直し照れ笑い。「だから、苦手なことをやります」と述べると、「空からスカイダイビングをしたいです」とかなり高レベルの冒険を口にし、木村は「某映画のように、自分の身分を証明するものすべてを焼き払い、荒野に旅立ちたいと思います。ただの人になって、自然と触れ合ってみたいです」とコメント。
「最初に冒険って聞いて、浮かんだのが自分探し」と振り返る本田は「例えば北海道から沖縄まで旅するようなこと。できるかなぁ、でも、してみたいなって思います」と語った。
そうしたなか、阿川の答えは「この映画を井口監督にもう1度撮り直していただいて、そこで私は尾野さんの役をやらせていただきます」というもの。これには、本作を見終わったばかりの場内からも大きな拍手。阿川は「あのイチャイチャをちょっとやってみたい、どんなにポッポするかってね」と1月14日に行われた完成報告会見での尾野の言葉「ポッポ」を借りて説明すると、竹野内さんに椅子でグリグリって迫られたときに、どれほどポッポするかっていうのを体感したい」とニッコリ。
そう言われた井口監督は「『阿川さんの恋と冒険』という映画を撮るのが冒険かなって思ってます(笑)」と答えていた。
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