2月7日より上映中の映画『スノーピアサー』のプロモーションのために来日したポン・ジュノ監督が、この映画に出演する女優ティルダ・スウィントンが1人2役を演じていることを明かした。
・[動画]解禁となった『スノーピアサー』1人2役のティルダ・スウィントン本編映像
本作は、『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』『母なる証明』と作品を発表するごとに観客を圧倒し続ける鬼才ジュノ監督が、前述のスウィントンをはじめクリス・エヴァンスやエド・ハリスらインターナショナル・キャストを初めて迎えた作品。
舞台は化学薬品によって地球温暖化を防ごうとした結果、新たな氷河期を引き起こしてしまってから17年、すべてが雪で覆われた2031年の地球。生き残った人間はすべて1台の列車に乗って生活しているという、現代版“ノアの方舟”のような設定で、先頭車両に乗って人々を支配する上流階級と、奴隷のような扱いを受ける後方車両の乗客たちの壮絶な戦いが描かれていく。
革命に燃える若きリーダーとなる主人公カーティスを、『アベンジャーズ』でキャプテン・アメリカを演じたエヴァンスが演じ、スウィントンの役柄は支配者階級に属するメイスン総理役。映画を見ていない人のために今回は、彼女が圧倒的権力を振りかざす演説シーンも特別に解禁された。
さらに、そのスウィントンが1人2役と、もう1つ別の役で出演していることをジュノ監督自ら暴露。仕事の都合上、本編を幾度となく見ている10人以上の宣伝チームでさえ、監督に告げられるまで誰ひとりそのことには気付いておらず、登場場面を問うも、監督からは「よく見ればすぐ分かりますよ」と満面の笑顔で答えられるのみ。最後までどのシーンに登場しているかについては明かさなかったという。
これはまさにジュノ監督からの挑戦状。これから見る人も、すでに見た人も、“もう1人のティルダ・スウィントン”探しに挑んでみてはいかがだろうか?
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