『テコンドー魂〜REBIRTH〜』の初日舞台挨拶が2月15日に池袋のシネマ・ロサで行われ、主演の井上正大をはじめ、馬場良馬、浜尾京介、橋本真一、辻伊吹、小池里奈、小林星蘭、香月秀之監督が登壇した。
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同作は、元テコンドーの全日本チャンピオンであった父の道場を継ぐことになった一色利通が、全日本選手権への出場を決め、大学の後輩である石場らと合宿所に向かう途中、落石事故に巻き込まれてしまうところからスタート。意識を取り戻した彼らに、何者かが次々と襲いかかってくるというストーリーだ。
主人公の一色利通を演じた井上は「本日は雪のなかお越しいただき、ありがとうございます」と挨拶。この作品には企画段階から携わっていたそうで「そんな大それたものじゃないですけどね」と言いつつ「香月監督の家で、最初にこの話がスタートしたので、こうして初日を迎えることができ、すごい嬉しい」と感無量の様子。
これに対し香月監督は「家で、飲んでいるときにね」とボソリ。続いて「飲みながら『何ができるの?』って聞いたら、『テコンドーできます』って言うから『だったら面白いんじゃない』って話から、進んでいった」と裏話を披露した。
井上扮する利通の兄、一色新平を演じた馬場は「ソチオリンピックで寝不足の方も多いなか、お集まりいただき誠にありがとうございます」と挨拶。司会から「見事なチンピラ役でしたね」と絶賛されると、「見事なね!」と返答し、会場からは笑いと拍手が。
「何か役作りで参考にしたことなどあったのでしょうか?」という質問には、「何を答えさせたいんだろう?」と苦笑しつつも「15でバイクを盗んで、自分の人生経験に基づいたと言いましょうか」と笑いを誘い、「役者をやっていると、悪い役とか、ちょっとヤンキーだったりとか、憧れますよね? そういう思いを胸に演じましたが、いかがだったでしょうか、監督」と呼びかけ、監督も「いやあ、上手にやるなあと思って」と返し、笑いを巻き起こしていた。
この映画で唯一のラブ要素が入った石場退助役を演じた浜尾は、感想を求められると、「(ラブ要素は)ちょっとだけですね。いやあ、でも、可愛かったですね」と回答。隣の井上から「相手が?」と突っ込まれ、「相手が!」と答え、みんなが「自分のことを指している」と思ったことに気づいたのか、浜尾は「自分が可愛いと、ここで言える人はいるんでしょうか」とコメント。
ラブ要素が入っている作品は初めてだそうで、それについては「結果はフラれちゃったんですけど、でも生き返って(笑)。無事に実ることができたんですけど」と言うと、「でも不思議ですよね、“転生”って」と続け、馬場からは「壮大なテーマだね」と返されていた。
一方、井上と馬場の妹である一色絵里役に扮した小池は、「兄思いのアナウンサーという役でしたが、こんなお兄ちゃんがいたら?」との質問に、「なんかありましたっけ(笑)」と素っ気なく答え会場を沸かした。
また、馬場とはあまり共演シーンがなかったものの、井上とはロケバスで恋愛観みたいな話しをしたと明かすと、「しましたね」と頷く井上に対し小池は「でも、全然(恋愛観が)合わなかったんです」と暴露。これには井上も「なんか俺、告白してないのにフラれたみたい」と嘆き節だった。
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