万城目学の摩訶不思議な小説を映画化した『偉大なる、しゅららぼん』のヒット祈願が、2月25日に東京・増上寺の安国殿で行われ、キャストの濱田岳、岡田将生、深田恭子が劇中衣装に身を包み登場した。
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本作は、琵琶湖畔の街を舞台に、不思議な力を持つ一族の跡取りが引き起こす大事件を描いた作品。この日は、一族の最強の女を演じた深田が劇中でも登場する愛馬・マレーボにまたがる場面も。凛々しい袴姿で馬にもまたがった深田は「撮影前から乗馬をしたり貴重な体験ができました」と振り返った。
また、一族の跡取り息子で殿様気質の高校生を演じた濱田は、「この作品は、お話をいただく前に原作を読んでいたんです。原作ファンとしてももちろんですが、映画に出演している側でも、良い意味で期待を裏切られる作品。CG の迫力もすごいですが、キャラクターの感情や表情でも十分楽しめる。年齢を問わずいろんな人が見ることのできる素敵な娯楽映画になりました」とアピール。「エンドロールも、席を立たずに最後まで見てほしいです。この作品の不思議な題名の謎が分かると思いますよ」と呼びかけた。
一方、濱田に振り回される分家筋の高校生を演じた岡田は、厳かな雰囲気に「なんだか身が引き締まる思いです。普段なら(濱田と)2人でふざけたことを言ってしまうんですが」と緊張気味。「緊張しすぎて、手がビチョビチョになってしまいました」と苦笑いしていた。
また、映画のヒットとは別に「勝ちたいことは何?」と聞かれた岡田は「今年も、これから色々とあるので、もっともっとお仕事をしたいです。自分の限界を決めず、どんどん戦っていきたい」と意欲的。深田は「色んなことに悩んだり心配になってしまうことが多いので、弱い自分に勝ちたい」と話していた。
『偉大なる、しゅららぼん』は3月8日より全国公開される。
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