高校生と先生ら数人が、勝海舟のいる幕末へタイムスリップしてしまう姿を描いた『幕末高校生』。この映画の完成報告会見が3月5日にパークハイアット東京で行われ、キャストの玉木宏、石原さとみ、柄本時生、千葉雄大と李闘士男監督が登壇した。
完成作を見た感想を聞かれた勝海舟役の玉木は「ひと言で言うと、コメディタッチな作品。ただ史実に基づいた内容でもあるので、歴史を知らない若い子たちが見ても、すごく理解しやすいものになっている」とコメント。
石原は「監督がこの作品の撮影に入る前に、これはコメディじゃないからって言ってたけど、出来上がりを見て“ザ・コメディ”だなって思った」と笑うと、「すみません監督……」とボソリ。続けて「コメディっていうか、わかりやすく面白いエンターテインメント作品だなって思いました。でも、(柄本)時生くんが演じる高瀬が歴史を全然知らないっていう設定で、それを私が教えるシーンもあるので、そういう意味では若い子たちが見ても、わかりやすい作品かなって思います」とフォローした。
同じく映画の感想を聞かれた柄本は「えっとー」と考えるふりをしつつも、「本当に申し訳ございません。僕まだ見ていなくて」と告白。これに李監督は「ヤル気がない」と突っ込むと、「ヤル気はなくはないです」と言い返した柄本。だが、司会から「見たとして、どんな感想?」と変わった質問をされると、言い淀み、そんな柄本のやりとりに、まわり中が大爆笑。
そうしたなか千葉が「僕の役はあまり群れない飄々とした感じだったんですけど、最後の一致団結感はすごく熱くなれるので、夏休みに向けて、お友だち、ご家族、幅広い方に見ていただけるんじゃないかと思います」と理路整然と作品をアピール。すると石原は「見習って、本当に!」とスマートな千葉と比べて、余りにもまとまりのない柄本にとカツを入れた。
また、撮影中のエピソードを聞かれた石原は、キャスト陣が一丸となってサプライズで監督をドッキリさせようとした企画についてコメント。「監督の本音を知りたいというコンセプトのもと、監督がスタッフと一緒に飲むことを知っていたので、同じ店の向かいの席に個室をとって、そこでみんなで聞き耳を立てながら、監督が良い感じに酔っ払ったときにスタッフに合図を送って、キャストについて本音ではどう思っているのかを尋ねてもらった」と説明。
だが、結果は「つまらないくらい、私たちのことを褒めちゃう」(石原)内容だったそう。一方の監督は石原に「何をするんだと。もうちょっとで危なかったじゃないか」と言うと、「あと30分遅かったら、いろいろ(悪口が)出たかも」と答えていた。
『幕末高校生』は7月26日より全国公開される。
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