“不思議ちゃん”の深キョンが個性豊かな共演陣に「私なんて、なんて普通」としみじみ

2014.03.09

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前列左から村上弘明、深田恭子、濱田岳、岡田将生、貫地谷しほり。後列左から水落豊監督、大野いと、佐野史郎、柏木ひなた

『鴨川ホルモー』『プリンセス・トヨトミ』などの原作者・万城目学（まきめ・まなぶ）の同名ベストセラー小説を映画化。琵琶湖畔に住み「湖の民」として不思議な力を持った一族同士の対決を描いた、摩訶不思議で奇想天外なパワースポットアドベンチャー『偉大なる、しゅららぼん』。この映画の初日舞台挨拶が3月8日に丸の内TOEIで行われ、濱田岳、岡田将生、深田恭子、貫地谷しほり、佐野史郎、大野いと、柏木ひなた、村上弘明、水落豊監督が登壇した。

・［動画］『偉大なる、しゅららぼん』予告編

「最初は学ランを着ると言われて大丈夫かなと思った」という濱田は「現場に入って渡辺大さんが着ている姿を見て、あぁ、いけるな、と思いました」とコメント。今までの出演作のなかで3本の指に入るくらい楽しい現場だったそうで、今回の共演者で不思議だと思った人は誰かという質問には岡田と渡辺の名を挙げ、「岡田は（会話で）何を言っているのかわからないときがあるんですよ。それに対して、渡辺さんがツッコミを入れるんですが、そのツッコミも何だか見当違いなんですよね（笑）」と明かし笑いを誘った。

その岡田は「岳くんの恋人候補の岡田将生です」と挨拶。濱田との仲の良さを見せると、「岳くんとは、滋賀で1ヵ月間ずっと一緒にいて、コインランドリーに一緒に行ったりとか、話さなくても自然でいられる仲でしたね。劇中の役の通り、普段も『殿（濱田）』と『お供（岡田）』のような関係でもありました（笑）」と語った。

また、共演者で不思議だと思った人を問われ「大野いとちゃんだと思います」と話すと、「学校のテストが近々あるので、撮影中とかも勉強をしていたんですけど、撮影が終わって東京へ帰って行くときに、勉強していた教科書を全部忘れていってしまいそうになっていたんです。それがすごく可愛くて、天然なんだなぁ、と思いました」と明かした。

これについて大野は「そうですね、（教科書を）置いていきそうでした（笑）。緊張していたからだと思います」と回答。映画出演は初めてという柏木は「お兄さん役の渡辺大さんがたくさんお話してくださって、とても楽しかったです。どういう風に演じたら良いのか、監督に怒られたりするのかな、と不安だったのですが、とても丁寧に教えてくださって感謝しています」と話し、貫地谷は「本当に楽しい現場でした。とても大好きな映画で、長く長くもっともっと、みなさんの心のなかにこの作品があればいいなと思います」と語った。

そうしたなか深田は「共演者で不思議だと思った人は誰か？」という質問に「私も昔、“不思議ちゃん”と言われていましたけど、この（共演者の）なかにいると、自分はなんて普通なんだろう、って思いますよね」と話していた。