大人気オペラ歌手ポール・ポッツ、日本語挨拶を通訳さんに日本語訳され苦笑い

左からデヴィッド・フランケル監督、荒川静香、ポール・ポッツ
左からデヴィッド・フランケル監督、荒川静香、ポール・ポッツ
左からデヴィッド・フランケル監督、荒川静香、ポール・ポッツ
「ムーン・リバー」をデュエットした藤澤ノリマサ(左)とポール・ポッツ(右)
「誰も寝てはならぬ」を生披露したポール・ポッツ
左からデヴィッド・フランケル監督、藤澤ノリマサ、荒川静香、ポール・ポッツ

オーディション番組への出演をきっかけに人気オペラ歌手へと奇跡の大転身を遂げたポール・ポッツが来日し、3月12日に品川教会のチャペルで行われたイベントに出席。「コンバンワ。アリガトゴザイマス」と日本語で挨拶した。挨拶は結構、流ちょうな日本語だったが、通訳さんがそれをも丁寧に訳すのを聞き苦笑い。「すみません。僕の“日本語”も通訳が必要ですね」と照れくさそうに謝っていた。

[動画]【ゆるコレ】ポール・ポッツが日本語挨拶、これも通訳が必要?

これは、彼の軌跡を映画化した『ワン チャンス』のプレミアイベントのワンシーンで、ポッツは「笑えて、温かい気持ちになる素晴らしい映画だと思いました」と映画の感想を述べるも、「でも(半生を描いた映画は)普通は死んだ後に映画化されるものだと思うので、少し不思議な気分です」と正直な感想を漏らし観客の笑いを誘っていた。

イベントにはデヴッド・フランケル監督も出席。映画では、不運続きだった夫を支える妻の愛が感動的だが、フランケル監督は「この映画はラブストーリーでもあるんです。信じ合って支え合いながら夢を叶える物語だと感じていただければ嬉しいです」とアピールした。

この日はフィギュアスケーターの荒川静香、ポップオペラの貴公子で本作のミュージックアンバサダーでもある藤澤ノリマサもゲストとして登場。荒川は「(オペラの)『誰も寝てはならぬ』の歌でチャンスをつかまれたポッツさんは、オーディション番組の頃から注目してました。動画サイトなどでも映像を拝見させていただいたり、その素晴らしい歌声だけでなく、バックグラウンドを知っていくうちにとてもドラマティックだなと思いました」とコメント。

ポッツの大ファンだという藤澤は、「デビューして6年、オーディションを受けても思うようにいかず前を向くことができないときもありました。この作品は音楽に限らず、受験、就職、そしていろんな夢を描いている人々に、音楽を超えて希望の光になる作品だと思います」と、ポッツと自身の人生を重ね合わせながら映画をアピールした。

イベントでは、大転身のきっかけとなった「誰も寝てはならぬ」をポッツが熱唱。さらに藤澤と「ムーン・リバー」もデュエットし観客を酔わせていた。

『ワン チャンス』は3月21日よりTOHOシネマズ 有楽座ほかにて全国公開される。

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