カンヌでサプライズ上映された香港映画『時代革命』公開決定!
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香港では上映できなかったが国際的に大きな反響
香港国家安全維持法施行後、地元・香港での上映は行えず、カンヌ国際映画祭や東京フィルメックスなどでも上映直前まで作品名・内容ともに伏せられ、サプライズ上映をしたことによって国際的にも大きな反響を呼んだドキュメンタリー映画『時代革命』がこの夏、日本で緊急公開されることが決定し、この度、特報映像が公開された。
国家安全維持法と闘う香港市民の壮絶な180日間を映し出す
同作は香港のキウィ・チョウ監督によって、19年の香港国家安全維持法への反対運動以降、中国当局の締め付けで自由がそぎ落とされていく香港で、警察と衝突しながら最前線で戦った市民による抵抗運動の様子を映し出したドキュメンタリーだ。
19年、香港で民主化を求める大規模デモの最前線を中心に、壮絶な運動の約180日間を多面的に描いている。
デモの発端は、 犯罪容疑者の中国本土引き渡しを可能にする逃亡犯条例改正案が立法会に提 出されたことだった。運動が盛り上がってゆく19年6月ごろから、参加者たちは「逃亡犯条例改正案の完全撤回」「普通選挙の導入」などを五大要求として掲げ、6月16日には、香港の人口の約3割を占める約200万人(主催側発表)に膨れ上がった。
警察との衝突は徐々に激しさを増す。デモ参加者には10〜30代の男女が目立ち、70代の男性の姿もある。青年が警官に突然銃撃されるショッキングな場面も映し出される。「ささやかな我が命を200万人に捧 ぐ」という遺書を残し、自殺する者も出た……。
自由とアイデンティティーをめぐる、絶望と希望の物語『時代革命』は、8月より全国で順次公開される。
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