どん底からの一発逆転を目論む3人の男たちの姿を描いたクライムムービー『サンブンノイチ』。4月1日より公開となった本作の初日舞台挨拶が角川シネマ新宿で行われ、藤原竜也、ブラックマヨネーズの小杉竜一、元KAT-TUNの田中聖、中島美嘉、窪塚洋介、池畑慎之介☆、ジューシーズの赤羽健一らキャストと、原作者の木下半太、音楽を担当したPia-no-jaC(ピアノジャック)のHAYATOとHIRO、そして品川ヒロシ監督が登壇した。
藤原、田中、小杉のメインキャスト3人が揃ったのはこの日が初めて。藤原が「聖も来ております」と紹介すると、客席からは女性ファンの黄色い歓声が上がった。田中自身も「やっとこの日を迎えられた」と感慨深げで、品川監督も「いつも“3分の1”がいなかったけれど、やっと揃った! いろんなことがありました」と嬉しそうに話していた。
銀行強盗した大金をめぐり仲間割れする3人を演じた藤原、田中、小杉。撮影現場ではいつも一緒だったそうで、品川監督も中島も「この3人は本当に仲が良かった」と証言。品川監督が、「小杉のクランクアップの日に、聖クンが出番もないのに(撮影現場の)埼玉まで来て、花束を持って来てくれた」と明かすと、聖は「(小杉とのからみのシーンがあった)壇蜜さんを見に行っただけ」と照れくさそうに言い訳していた。
この日はまた、藤原のイタズラ好きも露呈。自身も被害を受けたという品川監督は「聖クンと竜也クンが揃ったときがタチが悪い! ヤンキーの2番手のタチが悪いヤツがいるじゃないですか。聖クンがそれなんです。2人のコンビネーションはすごかった」とため息をついた。
アクションシーンも見どころのひとつだが、品川監督は「(スタントマンによる)吹き替えもないし、(安全のために)普通ならマットを敷くようなシーンでもマットなしでやってくれたりする」と田中のやる気と身体能力を絶賛。窪塚も「聖がめちゃくちゃ動けるので、ジェラっちゃう」とうらやましがっていた。
最後の挨拶では「何度見ても飽きさせない面白い映画」と藤原。田中も「洋画っぽさと邦画っぽさの良さが、イイ意味で融合している。何度もいろんな所で見てほしい」とアピールしていた。
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