岡田将生、生徒からのリクエストで苦手なスキップ披露!
ゴールデンウィークも終盤の5月5日に立正大学付属高等学校で『オー!ファーザー』の親子試写会が行われ、サプライズゲストとして岡田将生、忽那汐里、宮川大輔と、藤井道人監督が登壇した。
『アヒルと鴨のコインロッカー』などで知られる伊坂幸太郎の小説を映画化した本作は、恋多き母親のせいで父親が4人(佐野史郎、河原雅彦、宮川大輔、村上淳)もいる主人公の高校生・由紀夫(岡田将生)が、とある事件に巻き込まれ監禁されてしまうというサスペンスコメディ。
この日の会場となった立正大学付属高等学校は、藤井監督の母校でもあり、本作の撮影場所としても使われている。約380名の生徒らが集まるなか親子試写会が実施され、上映終了後にMCの呼びかけで監督が登場すると、生徒たちからは温かな拍手が送られた。
藤井監督は「立正高校を卒業して9年になるのですが、映画監督を夢見ていたのでこうしてみなさんの前に戻って来られて光栄です」と母校凱旋に感慨深げ。去年の5月頃から撮影がスタートした本作について、「学校での撮影許可を学校側に話をしたら自主映画を撮るのか」と間違われたと裏話も明かした。
また、主演の岡田将生と同世代ということから、岡田がシャイなことや、撮影中に忽那のスキップのシーンを真似ようとしたがスキップができなかったことを暴露。と、直後に会場後方から「ちょっと!ちょっと、ちょっと!(岡田将生)」「こら、こら。今日、僕らメインのサプライズ企画じゃないんですか(宮川大輔)」という声が。実は生徒には藤井監督以外のキャスト登場は知らされておらず、思わぬサプライズに会場からは黄色い歓声が上がっていた。
その後、MCの紹介を受けトークセッションが開始。岡田は本作の出演を強く熱望した理由について、「どうしてもやりたいと言った作品は初めて。伊坂さんの作品は3回目で、伊坂さんの作品には思い入れがあった。今回、“家族”というテーマで、サスペンスコメディなので、笑ってホロリとしてほしい」と作品をアピール。
さらに、生徒からの質問に答えるコーナーでは、「高校生のときに家族と過ごす時間はありましたか?」と聞かれると、岡田は「中学のときに反抗期で母親とは絶縁状態だった。この仕事を初めてから母親の大切さをわかって。仕事をしていなかったらグレていたのかな、と思います」と回答。
同じ質問に忽那は「中学校くらいから家族と離れて日本へ来たんですが、高校生のときに家族も日本へ来た。離れて暮らす期間が長かったので今は良い思い出です」と答え、宮川は「高校のときにいつもイライラしていた。母親に起こされるのが嫌だった。お母さんが起きていると錯覚する位置に模様替えをしたが、バレて怒られたときに空気銃で撃ちました。でも家族がいるからこそ今があると思う」と答えていた。
また、岡田にスキップを見せてほしいとのリクエストが寄せられ、実際にスキップを披露する一幕も。会場からは笑いが起こり、場内は大盛り上がりだった。
『オー!ファーザー』は5月24日より角川シネマ新宿ほかにて全国公開となる。
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