シルヴェスター・スタローンが一世を風靡したアクションスターを総結集させたアクション映画『エクスペンダブルズ』。そのシリーズ最新作である『エクスペンダブルズ3』のキャストらが、現地時間5月18日に開催中のカンヌ国際映画祭に装甲車に乗って登場し、集まったファンやマスコミを熱狂させた。
長い歴史を誇るカンヌ映画祭でも、スターが装甲車で登場するのは、おそらく前代未聞のこと。この日は前述のスタローンをはじめ、アーノルド・シュワルツェネッガー、ハリソン・フォード、メル・ギブソン、ジェイソン・ステイサム、アントニオ・バンデラス、ウェズリー・スナイプス、ドルフ・ラングレン、ケルシー・グラマー、ランディ・クートゥア、ケラン・ラッツ、ロンダ・ラウジー、グレン・パウエル、ビクター・オルティス、パトリック・ヒューズ監督、アヴィ・ラーナー(プロデューサー)といった、超豪華メンバーが姿を現した。
イベントは現地時間午前10時45分より行われ、会場であるインターコンチネンタル カールトンホテル前を通る海沿いの道路の向こうから、突如3台の装甲車が隊列をなして登場。先導車である1台目に続く2台の装甲車の上部デッキに、スタローン、シュワルツェネッガー、ステイサムといったシリーズ通しての出演陣。さらに、今回シリーズ初出演となるハリソン、メルギブ、バンデラスらも乗って登場すると、フォトコールが行われた後には、今度はホテル内に場を移し記者会見が行われた。
スタローンは「1作目の時は、まだ作品の方向性がわかっていなくて、すごくヘビーでバイオレンスな作品になり、2作目はその反動でコメディ色がちょっと強い作品になった。3作目となる今回はみんながより仲良くなっているということもあって、より自然な感じでできるようになったし、アクション、ドラマ、コメディのバランスが取れてきたと思っている」と作品について解説。
シリーズ初参戦となるハリソンは「この作品が素晴らしいのは、ストーリーテリングがしっかりしていること。僕が演じる役柄はもともとパイロットの設定ではなかったけれど、(飛行機のライセンスを持っている)僕に合わせて、飛行機の操縦をするキャラクターに変えてもらったんだ。年齢的に、アクション映画に出演するとケガはつきものだが、少しぐらいケガをしても、演技をすることに誇りを持っている。俳優というのは本当に面白い仕事だと思っているよ」と話した。
一方、シリーズ1作目から参加しているシュワルツェネッガーは「僕はアクション映画が大好きで、80年〜90年代にもたくさんのアクション映画に出演した。この作品は、あの頃と時代や要素が違うことをきちんと理解して作っているアクション映画。ドラマもきちんと描かれている。本シリーズ3作に出演したけれど、また次の3本にも出たいと思っているよ」と話すと、スタローンについては「本当に仲が良くて、昔は電話で『今日は(撮影で)何人を殺した』『筋肉がどれくらい発達した』と報告しあってたよ。スタローンが描いた絵も持ってる(笑)」と明かし、これにはスタローン本人も照れ笑い。
メルギブは「この作品は、来るべきときにきた最高の作品だと思っている。僕が演じるのは悪役(スタローン演じるバーニー率いるエクスペンダブルズと袂を分かち、今や悪の武器商人になっている)だけど、そうは思わないようにしながら演じたんだ」と語ると、スタローンが横から「実は実在の人物をモデルにしていて、彼は資料をかなり読み込んでいたよ!」と、メルギブの現場での秘密(一生懸命な役作りぶり)をバラしていた。
『エクスペンダブルズ3』は11月1日より全国公開となる。
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