西暦79年のヴェスヴィオ火山の噴火によって地中に埋もれたことで知られるポンペイの街を舞台にした『ポンペイ』。この映画のジャパンプレミアが、5月26日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、メガホンをとったポール・W・S・アンダーソン監督と妻のミラ・ジョヴォヴィッチ、花束ゲストとして黒木メイサも登壇した。
今回、ミラは『ポンペイ』に出演していないにも関わらず、夫の付き添いとして来日。黒と白であしらわれたシャネルのロングドレスを身にまとい登場すると、夫のアンダーソン監督が「日本はいつきても楽しいんだけど、今回は僕は仕事だけど、妻はツーリストとしての来日なので、妻の方が楽しんでいます」と話すのに対し、ミラも「初めてツーリストとして日本に来たので嬉しいです」と語った。
その後、行われた舞台挨拶では、完成作を一足先に見た黒木が「火山の噴火シーンとかは、本当にドキドキするほど迫力のある映像になっていましたし、身分が違う者同士の恋愛のお話もすごく素敵だった」と絶賛。続けて監督に「ポンペイの街並みがすごくキレイだったんですけど」と、その撮影の秘密を尋ねると、監督は「実はポンペイは灰にずっと埋もれていたがために、完全に当時の姿が残ったままなんです。ですから壁にかかっている絵画、床の模様、通りの雰囲気、街の壁の落書きでさえ、すべて残っていて、それを再現していますから、映画で見ていただいたポンペイは本物のポンペイだと思ってもらって結構です」と話していた。
さらに、日本で実力も人気もある黒木を女優として起用してみないかという質問には、「美しい女性とお仕事をするのが、僕の仕事の楽しみでもあるわけですが、作品に出ていただくためには銃を扱えるかどうかも1つあると思います」と監督。これに黒木は「バッチリですよ」と自信満々に答えると、客席に座っていたミラからも「もうこれで採用決定ね。どうせ、私の言うこと聞くから、ポールは」と言われ、観客の笑いを誘った。
また、アンダーソン監督とミラのマスコミ用2ショット撮影では、報道陣の前でキスをするなど、イベント中、終始、熱々ぶりも披露していた。
『ポンペイ』は6月7日よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国公開となる。
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