松嶋菜々子、黒木瞳らがジブリの新作アニメ『思い出のマーニー』で声優に挑戦！

2014.05.28

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『思い出のマーニー』で声優をつとめる6人。上段左から松嶋菜々子、寺島進、根岸季衣。下段左から森山良子、吉行和子、黒木瞳

『借りぐらしのアリエッティ』の米林宏昌監督がメガホンをとり、ジブリ初のＷヒロイン作となるアニメ映画『思い出のマーニー』。この作品のヒロイン杏奈の声を高月彩良、マーニーの声を有村架純が演じることはすでに発表されているが、このＷヒロインを支えるその他のキャスト陣と、本作のポスタービジュアルが解禁となった。

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新キャストとして発表されたのは、松嶋菜々子、寺島進、根岸季衣、森山良子、吉行和子、黒木瞳の計6人。

長編アニメ映画の声優は初という松嶋が演じるのは、ヒロイン杏奈の養母で、杏奈からは「おばちゃん」と呼ばれている頼子役。「私の演じた頼子は、娘から愛情を疑われているのでは？と心配性になってしまう女性。アフレコはあまり経験がないので最初はスタジオの雰囲気にのまれて声が小さくなってしまったり、また映像の間と自分の演技を合わせていくことに苦戦しました。けれど、監督の優しくおっとりした雰囲気で緊張は和らぎ、とても良い経験をさせていただいたと思っています」と振り返ると、「この映画は親子の愛情が描かれていますが、思春期のお子さんがいらっしゃるご家庭であれば、どなたにも共感できる感覚がふんだんに詰まっています。完成した作品を娘たちと一緒に見られたら嬉しいですね」とコメント。

一方、ヒロイン杏奈の憧れの存在である久子の声に扮する黒木は「ジブリ作品は『風の谷のナウシカ』からファンなのですが、主人公が生き生きと描かれているのが最大の魅力ですね。オファーを受けた時は素直に心躍りました。この作品は主人公杏奈の成長物語でありながら、人間が成長する上で必要な条件の一つ“愛されること”に焦点をあてた愛の物語であると思います。私が演じた久子は杏奈の憧れの人物であり、優しくかっこよい人だと監督から説明を受け演じました。絵を見てみるまでどんな人物かわからないところが難しかったですね。想像しながら練習しました。キャラクターに声を吹き込むと少しずつ一心同体になっていく感覚を感じられるので、声のお仕事は好きです」と語っている。

本作はイギリスの同名児童文学「思い出のマーニー」を原作に、美しく広がる北海道の湿地を舞台にしたファンタジー。小さな体に大きな苦しみを抱えて生きる杏奈。その杏奈の前に現れる謎の少女マーニー。2人の少女のひと夏の思い出が結ばれるとき、杏奈は思いがけない“まるごとの愛”に包まれていくというもの。7月19日より全国公開となる。