大海賊「村上水軍」の財宝を求め、美しい瀬戸内海に浮かぶ島を舞台に繰り広げる、少女とその仲間たちの冒険物語を描いた『瀬戸内海賊物語』。この映画が5月31日に公開となり、新宿ピカデリーで行われた初日舞台挨拶に、主演の柴田杏花をはじめ、葵わかな、内藤剛志、中村玉緒、大森研一監督が登壇した。
・『瀬戸内海賊物語』柴田杏花&葵わかな&大森研一監督インタビュー
大森監督は「約3年前に執筆をはじめて、2年前の夏に撮影をしました。それから仕上げも含めて、ようやく本日の公開を迎えることができて、とても嬉しいです」と挨拶。
主演の柴田は「撮影は今から約2年前に行ったのですが、子どもたち4人ともみんな仲が良くて、特にわかなとは、一緒のホテルで、朝から寝るときまで、ずっと一緒にいたので、家族みたくなっていました。なので、東京に帰ってきて、隣にわかながいないのが、何だか不思議で、少し寂しかったです」と話した。
その葵は「私はそのとき中学2年生で、杏花は中学1年生だったのですが、お互いこの2年でとても変わったと思います。今日は初日ですが、まだイマイチ実感が湧かないところもありますが、こうしてみなさんが見にきてくださって、とても嬉しいです」と語った。
内藤は「僕たち俳優は、1シーンごとに『スタート!』『カット!』と、撮影を繰り返していき、映画ができあがっていくのですが、そのときはまだ、終わった感じがしないんですよ。やはり、こうしてみなさんに見ていただいて、ようやく撮影が終わるんだなと感じています」と語り、中村は「私も映画女優だったということを知らない方もいるかもしれないですが(笑)、私も映画が大好きなので、今回こうしてチャンスいただき、出演することができてとても嬉しく思っています」と話した。
この日はサプライズで、5月23日生まれの大森監督、5月27日生まれの内藤を祝い、「大海原へ出航する」という意味も込め、舟型のバースデーケーキが登場。舟型のケーキに「どこから食べればいいんですかね?」とびっくりした様子の内藤は、「でも、もう来年は還暦ですよ。そろそろ僕も定年退職かなと思います(笑)」と少々照れ気味で、「そういえば、僕が23歳、24歳のときに初めて大役をいただき、演じたときも、お母さん役として玉緒さんが一緒に出演してくれていました。こんな大きくなりました。お母さん(笑)」と中村に呼びかけていた。
その後、内藤は娘役を演じた柴田から「口にアーン!」という形でケーキを食べさせてもらい「甘すぎず、美味しいです」と答えていた。
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