【アジアンビューティー】今やアジアは、トレンドやカルチャーの発信地として世界でも注目のスポット。元ヘアメイクの美容ライターが、気になるアジアのファッションリーダーのインスタグラムから魅力的なショットをピックアップしてご紹介します。
今回は、中国人の両親の元、オーストラリアで生まれ育ったモデル、フェルナンダ・リーをピックアップ。2015-2016秋冬の「ルイ・ヴィトン」のショーにピンクの髪色で登場したことをきっかけに一気に知名度を上げ、売れっ子になったモデルです。
・中国のインフルエンサー、ヘ・フイシャンに学ぶエッジィな着こなしとメイク
日本のコスメブランドの広告にも登場
トップ画像はシュウ・ウエムラの広告写真で、現在もメーカーのHPに掲載中! 「azuki flush」と銘打った、小豆のようなレッド系がベースの色味を展開するラインのアイテムを使ったメイクアップ。メタリックレッドのアイカラーで目の周りを囲み、眉にはニュアンスカラー的に小豆カラーのラインが仕込んであります。チークはシャープな角度で入れて頬骨を強調し、リップはあえて輪郭を曖昧にしてブラーリング。歌舞伎のメイクを見てもわかるように、赤は和装時代の日本のメイクに欠かせない定番カラー。和テイストを意識してか、髪の毛にはお箸をかんざし風にあしらっているのがわかります。
モチーフは蛇。BVLGARIのアイコニックなバッグと共に
ジュエリーブランドBVLGARIのアイコニックモチーフとして知られる「セルペンティ」。フェルナンダが持っているのは、そのシリーズのクロスボディバッグです。セルペンティは、古代ギリシャやローマで知性・生命力・官能の象徴とされていた蛇をモチーフとした、ジュエリーでも人気のシリーズ。バッグのセルペンティシリーズでは、蛇の頭のモチーフにしたヘッドクロージャ―(留め金)がトレードマーク。写真ではわかりにくいのですが、蛇の頭のセンターにはオニキス3石をあしらい、目はレッドエナメル加工が施されています。
簡単なのに映える! ヘアアレンジにも使える“縄編み”
高い位置で束ねたツインテールを、キレイに縄編みに編んだヘアスタイルが印象的。縄編みは、ロープ編みやツイストと呼ばれることもあります。2つに分けた毛束をねじりながら編んでいくだけで簡単な割には、テクニカルに見えてアレンジにも応用しやすいスタイル。編み上げた後にランダムに毛束を引っ張り出すことでニュアンスがガラッと変わるし、その状態でラフにシニヨンにまとめればルーズなアップスタイルが完成。「半回転だけねじる」「きつくねじる」などねじり具合で微妙に違ったニュアンスの質感が楽しめます。大人女子にはさすがに写真のようなツインテールは無理ですが、1本に編んでラフに崩したりアップスタイルに応用したりと、活用してみてください。
シュウ ウエムラの広告を取り上げましたが、実はフェルナンダは日本の雑誌にもたびたび登場。彼女のインスタには、「VOGUE JAPAN」や「Numero TOKYO」に登場した際のショットも投稿されています。(文:羽野ハノン/ライター)
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