遠藤憲一と松井玲奈(SKE48/乃木坂46)がダブル主演した『gift』。愛知県限定公開となるこの映画が6月14日に初日を迎え、名古屋市の中川コロナシネマワールドで行われた舞台挨拶に、キャストの松井玲奈と遠藤憲一、宮岡太郎監督が登壇した。
遠藤は、劇中で普段とは真逆の荒(すさ)んだ女性を演じた松井について「この映画では素の(荒んだ)松井さんを見ることができます(笑)」とジョークを飛ばすと、「劇中で、松井さんから『おっさん!』と呼ばれるシーンがあるのですが、すっごい良い演技だったので、カットがかかったら思わず『松井さん、これが素でしょ』って突っ込んじゃいました」と大笑い。これに松井は「違いますよ」と“素”でないことを笑顔で否定。
一方、松井は「映画初出演で、初主演だけでも嬉しかったのに、遠藤さんと共演させていただけることが嬉しかったです。そんな2人の息があっている……」と言いかけると、隣の遠藤に「息合ってるでいいですよね(笑)」と問いかけ、遠藤から「合ってるでいいと思うよ」との返答をもらうと、「そんな私たちを見てください」と笑顔で挨拶した。
その松井について、宮岡監督は「本当にセリフでのNGが1回もなくて、完璧に(セリフを)入れて現場に来てくれました。遠藤さんと、松井さんはカットをかけなければ、アドリブで演技の応酬をしてくださって、そこも本編に入っているので、探してみてください」と語った。
その後、観客とのQ&Aが行われ、タイトルの「gift」にちなんで「誰かに贈りたい物はありますか?」との質問が。これに遠藤は「愛知県限定公開で始まる本作を、全国のみなさまに贈りたいです」と答え、観客からは大きな拍手と歓声が。
一方、「gift」という言葉には“才能”という意味もあることから「欲しい才能はありますか?」と尋ねられると、松井は「私、運動ができないので」と明かし観客が爆笑。松井はそのまま「運動能力が欲しいです」と答え、「でも、劇中で角材で殴るシーンがあったんですが、あそこは思いっきり振ってキレイにできたんでよかったです」と振り返った。
だが、そのシーンは、実際には殴らないでカメラアングルで殴っている様に見せるシーンだったそうで、宮岡監督は「松井さん、本当に当てちゃったんですよね(笑)。俳優さん痛がってました」と明かし、会場を沸かせた。
最後に遠藤は「心を込めてみんな で作った作品。ぜひ御覧いただきたいです。そして、松井玲奈という新たな女優の誕生をぜひ見に来てください。愛知県から始まって、全国に広がっていく様にお願いします」とコメント。
松井も「この作品が全国に広がっていくことを楽しみにしています。そして、みなさんの感想を読ませていただくことも楽しみにしています」とアピールした。
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