香取慎吾主演『犬も食わねどチャーリーは笑う』9月公開
香取慎吾が3年ぶりに主演を務め、岸井ゆきのがヒロインとして共演する映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』の公開日が9月23日に決定。この発表にあわせ、個性派追加キャストが発表された。
追加キャストは以下の通り。
香取演じる裕次郎の職場の後輩で、やがて結婚の恐ろしさを知ることになる若槻広人役、若手実力派俳優の井之脇海は、次のように語り本作品をアピールした。
「市井監督から『コメディとして誇張した芝居ではなく、若槻として等身大で生きてほしい』と演出を受けたので、僕は若槻として映画の中に存在することだけに集中しましたが不思議なことに、誰も笑かそうとしていないのに、思わず笑ってしまうシーンがたくさん出てきて、これは市井マジックだなと感じました。真剣に生きるがゆえの人間の滑稽さに、思わず笑ってしまう作品になっていると思います」
同じく裕次郎の職場であるホームセンターの店長で、ノリはいいけど空気は読めない浦島店長役には、二枚目も三枚目もこなす的場浩司。初めて市井組の作品に参加した的場は、次のように現場を振り返った。
「現場での市井監督の1カットへの情熱。素晴らしかった。作品への愛が伝わってきました。そして、主演の香取君や他の若いキャストたちの芝居好きオーラ。一緒に芝居をしていて気持ちよかった。私の役は香取君の上司でクセのあるホームセンターの店長。出番はあまり多くはありませんが、自分の役者人生に刻まれる作品に出会えました。市井監督と再び現場で会えるのを楽しみにしています」
岸井演じる日和の職場の、男として過剰な自信を持つセクハラ上司葛城周作役は、眞島秀和が務める。
そのほか、裕次郎たちが勤めるホームセンターに訪れる“本人役”できたろうが登場し、悪気なく日和を追い詰めてしまう姑、裕次郎の母田村千鶴役は浅田美代子が演じる。裕次郎の職場の同僚であり、実は日和との共通点を持ち、2人のケンカのキーパーソンとなっていく蓑山さんを余貴美子が雰囲気たっぷりに演じた。
余は、撮影の印象について次のようにコメントした。
「市井監督が『んむっ』と思考して頭を掻きむしって、髪がボサボサになっているのをみると愛くるしくて! 頑張ろうという気になる。夫婦や仲間たちとの関係や思いは、物凄くささやかなことでみっともないけど、やはり愛は力になるなぁ! と思える物語。スタッフキャストの皆さんと、ホントに出会えて良かったと自分と重ねることが出来た現場でした。公開が楽しみ」
さらに、中田青渚、小篠恵奈、松岡依都美、田村健太郎、森下能幸、徳永えり、峯村リエ、菊地亜美、有田あん、瑛蓮ら、一癖も二癖もある個性派俳優たちが随所に登場。ただのコメディに留まらないひとくせある作品となった。
誰もが共感・痛感する夫婦げんか描くコメディ
本作品は、表向きは仲良し夫婦である田村裕次郎(香取)と日和(岸井)の2人が、過激なSNS「旦那デスノート」によって引き起こされる夫婦ゲンカの結末を描く。日和が呆れる裕次郎の“ダメっぷり”と、切実な思いをネットにぶつける日和の姿、そして大切な関係を取り戻そうともがく2人の“コメディながら、怖い”描写が見所だ。
『犬も食わねどチャーリーは笑う』は、9月に公開される。
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