『眠れる森の美女』の物語を、悪役である邪悪な妖精の視点で描き直したディズニー映画『マレフィセント』。そのジャパンプレミアが6月23日に恵比寿ガーデンプレイスで行われ、マレフィセントを演じたアンジェリーナ・ジョリーとオーロラ姫を演じたエル・ファニングが登場した。
夕闇が迫るなか、『眠れる森の美女』の世界をイメージした会場に姿を現したアンジーとファニング。レッドカーペット沿いを埋め尽くしたファンの歓声に答えながらステージの上にやってきたアンジーは「こんばんは。お越しいただいてありがとう。ぜひこの新作を楽しんでください」と挨拶。
一方、名子役として名を馳せたダコタ・ファニングの妹にして、大物監督からひっぱりだこの若手トップスター、エル・ファニングも「大好きなこの作品を、ぜひみなさんに早く見ていただきたいです」とアピールした。
今回が初来日というファニングは、「昨日がオフだったので、原宿でショッピングをしまくりました。ピンクのベビードール風のドレスやアイスクリーム柄のソックス、それから友だちのためにぬいぐるみが付いたスマホケースを買っちゃいました! 絶対気に入ってくれると思います」と満面の笑みで報告。
同じく昨日がオフだったアンジーも「子どもも来ているので、まずキディランドに行きました。その後、渋谷でしゃぶしゃぶをいただいたんですけど、本当に美味しかった」と語り、日本の休日を満喫したようだ。
悪役・マレフィセントはなぜオーロラ姫に恐ろしい呪いをかけたのか──を解き明かしながら、“愛”について描いていく本作。アンジーは、「非常に独創的な作品。どんなに見かけが違っていても、いじめを受けていても、落ち込んでしまっていても、愛によって乗り越えていけるという強いメッセージがこめられた作品」と説明。ファニングも「愛というと恋愛をイメージしがちですが、母や父の愛、家族愛というものもあるし、愛というのは本当にいろいろな形をしていて私たちの回りにあふれています。その“愛”を見る目を持たないといけないと思います」と語った。
母でもあるアンジー自身と重なるところの多いマレフィセントの役柄だが、アンジーは自分との共通点について聞かれると、「共通点は多いと思います」とうなずき、「私自身も闘いを挑むところがあります。ただ、若い頃は自分に対して闘いを挑んでいましたが、年を取り子どもができると、その闘いは子どものためのもの──愛する者を守る闘いに変化していきます」と分析。さらに「私もマレフィセントと同じく子どもによって変えられた、愛によって変わった」と続けた。
『マレフィセント』は7月5日より全国公開される。
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