ストイックな唐沢寿明に、「もうやめたら？」と妻・山口智子がクールなひと言

2014.07.01

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アクション映画の影の主役、顔を見せずに肉体を酷使しながら闘うスーツアクターの姿を描いた『イン・ザ・ヒーロー』。この映画のキックオフ会見が6月30日に東京国際フォーラムで行われ、主演の唐沢寿明をはじめ、主題歌を担当した吉川晃司、脚本担当でベストセラー「夢をかなえるゾウ」の水野敬也と武正晴監督が出席した。

・［動画］この会見を動画で見る／唐沢寿明、吉川晃司、水野敬也、武正晴監督／『イン・ザ・ヒーロー』キックオフ会見

自らも若き日にスーツアクターをしていたという唐沢は「自分の体験談かと思いました。（現場は）本当にこんな生活です」と作品のリアルさに言及。当時の経験があったからこそ熱い演技が披露できたと明かした。

アクションシーンも多く、撮影前には筋トレ、食事制限を行ったという唐沢。「ストイックに筋トレしていたら、奥さんに『もうやめたら？』って言われました」と、妻で女優の山口智子からのひと言を暴露し、「仕事だっていうのに！」と苦笑いした。

そんな唐沢の渾身演技について吉川は、「唐沢さんは歳も近いので、アクションが大変な気持ちがわかります」と共感。「僕もステージで暴れる方なんで、この歳になると骨折ったりとかしょっちゅうです。でも唐沢さんは映画のなかで飛んだり跳ねたりしてるんですよ。本当に素晴らしかった！自分が亡くなるとき、走馬灯に唐沢さんが出てくると思います」と、唐沢の熱演が脳裏に焼き付いていることを告白した。

映画については、「すげえいい映画だと感動したので、全力で曲を書かせていただきました」と吉川。「（脚本執筆に集中するため）他の仕事を1年入れないでくれと事務所に頼みました」という水野は、「全く原作のないオリジナル脚本で、これこそ映画のあるべき姿」と胸を張った。

また、「こういうアクション映画に俳優として出演したい？」と聞かれた吉川は、「もちろん！」と即答。「『イン・ザ・ヒーロー2』でいいかな」と次回作への期待を口にすると、「今後は穏やかな生活をしたい」という唐沢は「僕は忙しいんでちょっと。最近、腹筋の調子も……」と逃げ腰。吉川は「主役がいないとダメでしょう！」と口をとがらせていた。

『イン・ザ・ヒーロー』は9月6日より全国公開される。