2013年11月に『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴監督の手による実写映画化が発表された『寄生獣』。その際に、普通の男子高校生から過酷な運命に身を投じる泉新一役を染谷将太、新一の高校に教師として赴任してくるパラサイト・田宮良子役に深津絵里、新一の幼馴染でヒロイン・村野里美役に橋本愛が扮することが発表されたが、新たに他のキャストが発表となった。
同作は、1990年より「月刊アフタヌーン」で連載され、連載終了から20年経った今なお愛され続けている人気コミックが原作。人間に寄生し、人間に擬態し、人間を捕食する新種の寄生生物「パラサイト」が出現するなか、染谷扮する高校生の泉新一と、彼の右手に寄生した“ミギー”の、奇妙な友情と戦いの物語が描かれていく。
新たに発表されたのは、新一と里美の通う高校に転校してくる謎の転校生・島田秀雄役の東出昌大。新一とミギーを尾行しているフリーライター・倉森役の大森南朋。市長に立候補する謎の男・広川剛志役の北村一輝。新一の母親で、女手一つで新一を育てている泉信子役の余貴美子。不自然な笑顔を浮かべながら新一とミギーの前へ現れる男・三木役のピエール瀧。指名手配されていた快楽殺人鬼・浦上役の新井浩文。パラサイトたちによる事件(通称・ミンチ殺人)を初期から追っている警部補の平間役の國村隼。驚異的な身体能力と圧倒的なパワーを持つ広川のボディーガード・後藤役の浅野忠信といった面々。
島田を演じる東出は「兄に薦められて、原作を読んだのは中学生の時でした。その時に受けた衝撃、不気味さ、残酷さ、人間とは何かと問いを突きつけられるような感覚。そのすべてがこの作品にも詰まっていると思います。キャストとして参加させていただきましたが、今は一原作ファン、映画ファンとして完成を楽しみにしています」とコメント。
倉森役の大森は「寄生獣の原作も連載当時から読んでいました。まさか映画に呼んで頂けるとはありがたいです。山崎監督とは 『ALWAYS 三丁目の夕日’64』以来に呼んで頂きました。ありがたいです。どんな映画が出来るのか、現場の段階でこんなにも想像しづらかったのは初めてかも知れません。完成を楽しみにしております」と話し、後藤役の浅野も「後藤は、ただ人を食い殺していくだけではなく、彼には彼の役割があって、彼自身も自分ではコントロール出来ない何かに従っているだけというのが、演じていて非常に面白かったです」と語っている。
同作は2部作で製作され、『寄生獣』が11月29日に、『寄生獣 完結編(仮)』が2015年に公開。また、アニメプロジェクトも進行中で、今秋、日本テレビにて放送予定となっている。
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