阿部寛、イ・ビ ョンホンらと肩並べる「スターアジア」の栄誉

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異動辞令は音楽隊!
(C)2022 『異動辞令は音楽隊!』製作委員会
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『異動辞令は音楽隊!』ワールドプレミア上映へ

阿部寛演ずる主人公・成瀬司が捜査一課で現場一筋の鬼刑事から一転、広報課音楽隊配属を命じられる映画『異動辞令は音楽隊!』が、8月26日に全国公開される。このたび、日本時間7月15日から31日に行われる20周年記念ニューヨーク・アジアン映画祭(NYAFF)で本作品のワールドプレミア上映が決定。主演の阿部寛と内田英治監督のニューヨークでの舞台挨拶登壇がわかった。

今回のNYAFF選出理由は次の通り。

「大砲のような刑事が警視庁のバンドのドラマーに転身するという斬新な前提は、娯楽性だけでなくペーソスにも富んでいて、強力なフックになっている。最も意地悪な警察犬のように吠えながらも、同情的で、観客に優しい救済を求める叫び声が印象に残る。日本のエンターテインメントのメインストリームに位置づけてよい、突出している映画だ」

阿部はNYに向かう抱負を次のように語った。

「私自身久しぶりのNYの地で、映画をご覧になるお客様の表情を直にみられると思うと楽しみでなりません。本作が日本のみならずすべての方に勇気と、活力、何歳になっても再起する力を与えてくれることを期待しています」

一方の内田監督は「刺激的で、多くの名作を誕生させた街の、素晴らしい映画祭で『異動辞令は音楽隊!』が上映されることは大変光栄でございます」と興奮気味だ。

また、本映画祭で阿部寛は、アジアで最も活躍する俳優に与えられる【スターアジア賞】を受賞予定。過去にイ・ビ ョンホンやカン・ドンウォン、ドニー・イェンら名だたる名優が称されたこの賞に日本人が選ばれるのは初となる。

阿部は30年にわたるキャリアのなかで日本映画のみならず、タイの『チョコレート・ファイター』、 中国の『空海-KU-KAI-』、マレーシアの『夕霧花園』などでも活躍。様々なジャンルで発揮したその多才さが評価されスターアジア賞への受賞へと至った。

この知らせに阿部は、「本作にとって海外初のお披露目の場に監督と共に立ち会えること、さらには素晴らしい賞までいただける事、大変光栄に思います」と喜びのメッセージを寄せた。

捜査一課の鬼刑事がまさかの警察音楽隊に

本作品は、内田英治監督がYouTubeで偶然目にした警察音楽隊のフラッシュモブ演奏の映像から着想を得たオリジナル脚本で、わき目もふらずに一心不乱に働いてきたミドル・エイジたちの奮闘と生き様を、警察音楽隊のメンバーにイメージを重ね合わせ生まれたヒューマンドラマ。

犯罪捜査一筋の鬼刑事・成瀬司は、部下にやたら厳しく、犯人逮捕の為なら法律すれすれの捜査も辞さない男で、一人娘・法子とも、捜査を理由に約束を守らないような仕事バカだった。高齢者を狙った「アポ電強盗事件」において、勘だけで疑わしい人間を令状もなくパワハラ捜査をしていたところ、そのコンプライアンスを無視した行動が仇となり、突然上司から異動を命ぜられる。刑事部内での異動だろうとたかをくくっていた成瀬だったが、異動先はまさかの「警察音楽隊」だった──。

『異動辞令は音楽隊!』は、8月26日に全国公開される。

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