俳優・滝藤賢一の初主演映画『ひみつのなっちゃん。』が、2023年1月13日より全国公開されることが分かった。滝藤は心優しいドラァグクイーン役に挑戦する。
滝藤賢一「とてもトキめきましたね!」
物語は大切な友人・なっちゃんの死をきっかけに集まった3人のドラァグクイーンが、ふつうのおじさんとしてお葬式に参列するまでの珍道中を描く。岐阜県・郡上八幡の町を舞台に、旅路の中で臆病な彼女たちが隠し事のない優しさに触れ、少しずつ前向きになっていく、温かな笑いと素直な涙で彩られたハートフル・ヒューマン・コメディだ。本作が映画デビューとなる田中和次朗が自らのオリジナルの脚本で監督を務める。
主人公バージンと共に旅をする2人のクイーンを演じるのは、幅広い層から支持を集める渡部秀と、名バイプレーヤーとして今話題の前野朋哉。また3人の旅のきっかけとなる、なっちゃんの母親役として松原智恵子が出演する。
今回の公開決定にあわせて、滝藤演じる主人公ドラァグクイーン・バージンのドレス姿を公開。本作はドラァグクイーン、歌手、ライターなどマルチに活躍しているエスムラルダ氏が監修で参加しており、直接指導を受けた滝藤が見事なクイーン姿に扮している。かわいらしさの中に秘めたミステリアスな表情も魅力的で、映画で彼女の素顔がどう描かれるのか、期待の高まる姿となっている。個性豊かな実力派俳優たちによる珍道中に注目だ。
滝藤本人は「今まで色んな役をやらせてもらいましたが、ドラァグクイーン役のオファーは初めてだったので、とてもトキめきましたね! が、同時に難しいチャレンジになると覚悟しました…。『ひみつのなっちゃん』は2020年撮影予定でしたが、コロナの影響で1年延期になり、より長く、作品、役と向き合うことができたのが幸運だったように思います。この映画の監修に入ってくださったクイーンのエスムラルダさんとお話できる機会をいただいたのですが、役以上に人間として為になることばかりでした。もちろん、役として迷いまくっていた私の道標となりました。舞台となった郡上八幡はすばらしい土地です。撮影初日の前日に監督と前野君、渡部君と夜の城下町をのんびり散歩したんですが、なんというか、汚れまくっていた心が洗われるような、不思議な感覚になりました。城下町から見上げる郡上八幡城はライトアップされていて神秘的だったなぁ。人が温かく、自然がいっぱいで、川が綺麗。温泉もあり、なにを食べても美味しかったです!第二の故郷、終の棲家にしたいと思ったくらいです」とコメント。
続けて「あのコロナ禍に、東京から大人数で行った私達を受け入れてくださった郡上八幡の方々には感謝しかありません。ドラァグクイーンとなった姿は、自分でも驚くほど美しいと思いましたね。ヘアメイクさんやスタイリストさん、スタッフの皆様のおかげです。新しい自分を発見しました(笑)。皆様に見ていただけるのが楽しみでなりません」と語っている。
『ひみつのなっちゃん。』は2023年1月13日より全国公開。
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