『アナ雪』観客動員2000万人突破も、興収での『タイタニック』超えには黄信号!?
大ヒット上映中の『アナと雪の女王』が、公開24週目となった8月25日に観客動員2000万人を突破したことが発表された。2000万人の大台突破は『千と千尋の神隠し』(01年)以来13年ぶりの快挙となる。
・『アナ雪』の興収が250億円突破!『タイタニック』の記録まで11億円に迫る
累計動員は2000万474人で、興収は254億3451万5160円と、『タイタニック』の興収262億円まで、あと8億円弱に迫った。と言いたいところだが、同作が興収250億円の大台に乗ったのが7月19日。それから1ヵ月と1週間が過ぎて、わずか4億円程度しか上積みされていないことを考えると、「迫った」と言うよりも、むしろ『タイタニック』超えは厳しくなったと言わざるを得ない。やはりパッケージが発売になり、『マレフィセント』などの映画にスクリーンを明け渡した影響が大きいだろう。
一方で、順調なのがそのパッケージ。こちらは8月に入ってからも旋風は止まらず、『アナと雪の女王』MovieNEXも既に250万枚を突破。またレンタル回数も200万回以上、さらにはオンデマンドでも25万視聴を超え、劇場や自宅、さらにはスマホなど至るところで『アナと雪の女王』の鑑賞者が溢れている。
こうなると『タイタニック』超えなるかの分かれ目は、配給や興行サイドの考え方次第。これだけのコンテンツなだけに、劇場上映さえ続けば、パッケージなどを購入した人のなかにも、大きなスクリーンでもう1度見たいという、ある程度の需要は見込めると思うのだが……。
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