井上ひさしの人情劇を大泉洋主演で映画化。ヒロインには戸田恵梨香、満島ひかり

大泉洋
大泉洋
大泉洋
戸田恵梨香
満島ひかり

井上ひさしの時代小説「東慶寺花だより」を実写映画化することとなり、大泉洋が主演、ヒロインを戸田恵梨香、満島ひかりが演じることが明らかになった。

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江戸時代、離縁を求める女たちの最後の砦で鎌倉にある幕府公認の駆け込み寺・東慶寺を舞台にしたこの人情ドラマで大泉が演じるのは、男と女のもつれた愛の糸を解き訳あり女たちの人生の新たな出発を手助けすることとなる主人公・中村信次郎。「この映画は江戸時代の様々な女性の駆込みという事件を通して、その時代に生きる人々を時に切なく、時にコミカルに描いた娯楽作品です。恐らく皆さんが今まで見たことがないくらいスピーディーでエネルギッシュな時代劇だと思います」と作品をアピールした。

一方、ろくでもない放蕩三昧の亭主に愛想をつかしながらも復縁を懇願する姿に心が揺れる“おかみさん”を演じた戸田は、「今まで時代劇に参加することを少し恐れていたのですが、完成を見て、参加できたことを改めて幸せに思いました」と出演の喜びを口にした。

監督は、『クライマーズ・ハイ』(08年)、『わが母の記』(12年)の原田眞人。かねてより時代劇の監督を希望していたという原田監督は、本作での大泉、戸田、満島の演技力を絶賛。「映画では次から次へと名演のバトルロイヤルが展開します。だれもが生き残る美しく爽快なバトル。とにかく、やっとめぐってきた初時代劇の現場は爽快愉快でした。世界と真っ向勝負できる1本が生まれたと確信しています」と自作への自信をのぞかせた。

撮影は、原田監督も出演した『ラスト サムライ』(03年)のロケ地でもある兵庫県姫路市の円教寺をはじめ、京都、滋賀、姫路、奈良、大阪や、松竹撮影所のセットにて敢行された。来年5月に公開される予定だ。

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