『宇宙戦艦ヤマト』のハリウッド実写版『STAR BLAZERS(仮題)』の製作が本格始動したことが、日本の権利元であるボイジャー(代表:西崎彰司)より9月に正式発表された。
・水樹奈々が再び『宇宙戦艦ヤマト2199』のエンディング主題歌を担当!
『宇宙戦艦ヤマト』は日本で1974年にテレビ放送がスタートし、75年の再放送時には視聴率50%超えをはたした人気作。その後も幾度となく劇場映画化されヒットを飛ばしている。
日本のみならずアメリカでも『STAR BLAZERS』というタイトルで79年9月から84年4月までテレビシリーズが放送されており、海外にも多くのファンを生み出した日本を代表するSFシリーズだ。
メガホンをとるのは脚本家、プロデューサーとしても活躍し、トム・クルーズ主演の『アウトロー』(12年)や、トム主演で現在撮影中の『M:I-5』(15年12月25日公開予定)でも監督をつとめるクリストファー・マッカリー監督。自身の夢だった“ヤマトの実写映画化”を叶えようと、自身と縁の深いハリウッドの映画製作会社スカイダンス・プロダクションズに企画を持ち込み、実現までこぎつけた。
「好きなキャラクターは沖田艦長と地球防衛軍の斉藤隊長」と振り返るマッカリー監督は、子どもの頃から同シリーズの大ファンだっという。アメリカでテレビ放送されていた『STAR BLAZERS』について、それまでテレビで見たことのない物語が鮮烈な印象として残っており、「このような素晴らしい作品を任せてもらえるなんてすごく光栄です。日本で公開されるのが待ちきれません」と、本作を監督することへの意欲を熱く語った。
配給はハリウッドのメジャースタジオになる予定で、大規模な世界配給に向け、巨額の製作費が投じられるという。スカイダンス・プロダクションズが手掛けた大型作品『ミッション・インポッシブル』『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の予算規模に匹敵する超大作になりそうだ。また、同社CEOのデイビッド・エリソンは、公開時期について初めて「はっきりとは言えないが、2017年か2018年には公開したいと思っている」と明かした。なお、日本での公開予定は今のところ未定となっている。
また、今回のプロジェクトでは、クレジットに『宇宙戦艦ヤマト』のプロデューサーである西崎彰司が製作総指揮として加わることも判明。どんな作品に仕上がるのか、続報に期待したい。
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