ジョニー・デップ、仏王ルイ15世として再始動! 名誉毀損裁判後の大役決まる

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ジョニー・デップ
ジョニー・デップのInstagramより

7月15日にはジェフ・ベックとのアルバム「18」を発売

元妻のアンバー・ハードとの名誉毀損裁判で勝訴したジョニー・デップの俳優としての新作が決まった。

ブルームバーグによると、フランスのマイウェン監督の『La favourite(原題)』で、デップは18世紀のフランス王、ルイ15世を演じる。デップにとっては『MINAMATA』(20)以来の大役となる。

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この作品はNetflixから資金援助を受けていると報じられたが、アメリカの業界誌「Variety」によると、Netflixに近い関係者は報道は事実ではないという。フランスでは劇場公開から15ヵ月経たないと同国製作の新作を配信サービスに加えることができず、Netflixは『La favorite』を配信する権利を取得したという。

子役からキャリアをスタートし、現在も俳優業と並行しながら監督として『モン・ロワ』(15)や『パリ警視庁未成年保護部隊』(11)で第64回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞したマイウェンは、『La Favorite 』にはルイ15世の最後の愛人、ジャンヌ・デュバリー伯爵夫人役で出演もする。

『La favorite』は、アルノー・デプレシャンやジャック・オディアールらの作品を多く手がけるフランスの製作会社「Why Not Productions」が製作にあたり、昨年のカンヌ 国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した『TITANE/チタン』などを手がけた「Wild Bunch International」が海外セールスを担当する。

撮影は今夏、ヴェルサイユ宮殿などで3ヵ月間行われる予定。マイウェンは、ルイ15世の最後の愛人であった伯爵夫人ジャンヌ・デュ・バリー役で出演している。

デップは6月、元妻のハードに対する名誉毀損裁判で勝訴した。2018年にハードがワシントン・ポスト紙への寄稿で、デップによる過去のDVをほのめかしたことにより、出演予定だった映画からの降板など、デップの名誉を毀損したとして、ハードはデップに賠償金1000万ドルを支払うよう命じられた。

「この裁判を起こした当初から、結果はどうであれ、真実を明らかにすることが目的でした」「真実を語ることは、私の子どもたちや、私を支えてくれている全ての人たちに対する義務でした。ようやくそれを達成できたと思うと、安らかな気持ちになります」とデップは評決後の声明で語った。

デップは俳優復帰より一足早くミュージシャンとして、伝説的ギタリストであるジェフ・ベックと組んでアルバム「18」を7月15日に発表予定だ。