ジョージ朝倉原作の人気コミック「ピース オブ ケイク」が、多部未華子と綾野剛の共演で実写映画化されることが発表された。
同作は2003年〜08年にかけて「FEEL YOUNG」誌で連載され、単行本が累計発行部数43万部(全5巻)を誇る、ジョージ朝倉による同名人気コミックが原作。現代女性の切ない恋や仕事におけるリアルな心情を描いた作品で、恋愛のバイブルとして20〜30代の女性を中心に熱烈な支持を得ている作品だ。
実写化にあたってメガホンをとるのは、俳優として数々の映画やドラマに出演し、04年の『アイデン&ティティ』で映画監督デビューをはたした田口トモロヲ。監督2作となる『色即ぜねれいしょん』(09年)で新藤兼人賞銀賞を受賞して以来、約5年ぶりの監督作となる。
多部が演じるのは、ひとりより増しという理由で言い寄られたら簡単に付き合う主人公の梅宮志乃役。今まで演じてきた役柄とは違い、恋愛に依存し流されるままに男性を受け入れる“ダメ女”役に挑戦する。
その多部は「ジョージ朝倉さんの原作を読んで、20代の女の子の恋愛観や主人公・志乃の心の声がすごくよくわかるなと思ったので、映画化もとても面白そうだと思いました。監督は田口トモロヲさんということで“熱い現場になりそう”という予感がしています。綾野さんとご一緒するのは初めてですが、とても突き抜けている方だと思っているので、良いバランスになればいいなと今から楽しみです。とにかくワンシーンワンシーン、熱いシーンになりそうなので、集中力を切らさないように充実した時間を過ごしたいと思います」とコメント。
一方の綾野が扮するのは、そんな志乃の隣人で、バイト先の店長でもある京志郎役。「王道ラブストーリーではなく、めんどくさく、愛らしく、必死、奇妙珍道なラブストーリーを届けられたらと。一癖も二癖もあるスタッフ、共演者と共に田口トモロヲ監督についていきます」と話している。
本作は9月中旬よりクランクインし、都内を中心に約1ヵ月ほどかけて撮影。公開は2015年秋の予定となっている。
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