杉浦太陽と杉浦タカオが兄弟の絆について赤裸々トーク。胸ぐらを掴んでのケンカも告白！

2014.09.26

オスカー俳優クリスチャン・ベイルが主演するクライムドラマ『ファーナス／訣別の朝』のイベント試写会が9月25日に都内で行われ、共に俳優として活躍する兄弟・杉浦太陽と杉浦タカオが登場。劇中でも描かれる兄弟の絆について赤裸々トークを展開した。

プライベートではよく会うという2人だが、「兄弟でこういう場に立つことはなかなかないので、素がどんどん出そうで怖いですね」と太陽。タカオも「プライベートを見られてる感じが恥ずかしい」と、いつもとは違う雰囲気に戸惑った様子だった。

兄と弟、それぞれの立場から作品を見たという2人。太陽は「兄弟だからこそ分かることってあるよね。お兄ちゃんがピンチになったら心の支えを弟が。逆に弟がピンチになったらお兄ちゃんがみたいな」と共感を寄せた。また男兄弟の良さについて「兄貴だったからこそ、東京に来てから一緒に住むのが成り立った」とタカオ。太陽が「お姉ちゃんはいたんですけど、僕が生まれる前になくなって、その分、親の僕らへの思いも強くて、小さい頃からずっと一緒にいます」と振り返ると、タカオも「中学とか高校の衣、兄が僕の友だちとも仲良くなってましたから」と仲の良さを強調した。

さらに、太陽が「（妻の）希美のやっているブランドのモデルもやってもらった」と公私に渡り支え合っていることを明かすと、タカオは「何回か出させてもらって、（辻希美を）のんちゃんと呼べるようになりました」と続けた。

「ケンカもほとんどしたことない」という仲良し兄弟だが、タカオが「大人になってから、一度、ケンカしたことがあるんでけど、お互い俳優という職業もあるし殴れなくて、胸ぐらを掴んだままグルグル回るだけっていう……」と苦笑い。太陽も「男同士のケンカは終わった後に友情が深まるって言いますけど、それの兄弟バージョンができたかな」と笑みを浮かべた。

映画については、「おすすめはやっぱり兄弟のやりとりですかね。兄弟にしか出せないあの空気感を作りだしてたので。自然な空気を出せるのはやっぱり凄いですね。引き込まれていきます」と太陽。タカオは「弟ロドニーが危険なストリートファイトに手を出しているけれど兄に言えないっていう、あの気持ちや空気感がすごいわかるなーと思いました」と弟ならではの感想を口にした。

『ファーナス／訣別の朝』は9月27日より新宿ピカデリーほかにて全国公開される。