10月10日が「10(テン)と10(トウ)」にかけて「てんとう虫の日」に正式認定されたことがわかった。
記念日を制定しているのは日本記念日協会で、もともと1983年より記念日についての研究や情報の収集、広報活動を行ってきた日本記念日委員会が、記念日に対する人々の理解と関心を高めるために1991年4月1日に一般社団法人日本記念日協会として正式に発足、活動を開始したもの。現在、2400種類以上もの記念日があり、年々その数は増え続けているという。
そんな日本記念日協会による正式認定に至る発端が、角砂糖の箱をめぐって始まるてんとう虫の大冒険を描いた『ミニスキュル〜森の小さな仲間たち〜』という映画。実写の風景にCGアニメーションを組み合わせたユニークな制作スタイルが特徴で、小さなムシたちを魅力たっぷりに描いたアニメ作品だ。
今回、この映画の配給・宣伝チームがエレーヌ・ジロー&トマス・ザボ監督と会い、話しをするなかで、本作の主役であるてんとう虫やその他のムシたちが生きる美しい自然の素晴らしさを伝え、その自然を後世まで残していきたいという思いが強まり、協会に打診。厳正なる審査の結果、この記念日が正式に認定されることになった。
ヨーロッパでは、2011年4月の放送開始直後から大きな人気を集め、日本ではNHK Eテレにて今年3月まで放送されていた本作。劇場版では険しい岩山がそそり立ち、手つかずの自然が残る南フランスの自然保護区である国立公園を舞台に、数々の困難に遭遇しながらも旅を続けるムシたちの壮大な物語が描かれている。
製作国フランスでは今年1月29日から468スクリーンで公開され、公開初日に約6万3000人を動員し、同国における興行収入ランキング1位のオープニング成績を記録。世界50ヵ国以上での配給も決定している。
日本では10月18日より全国イオンシネマ(一部劇場除く)にて公開となる。
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