これまで描かれることのなかったドラキュラの英雄伝説を、実在のモデルをベースに最新VFXを駆使して描いた『ドラキュラZERO』。この映画の主演ルーク・エヴァンス、ヒロインのサラ・ガドン、ゲイリー・ショア監督が、イギリスの国立図書館である大英図書館の「ゴシック小説展」特別先行公開に出席した。
本作で、膨大な数の世にあふれるドラキュラ物語のモデルとなった実在の男ヴラド・ドラキュラを演じたエヴァンスは、大英図書館の共同館長であるグレッグ・バズウェルとともに、「ドラキュラ」の原作者であるブラム・ストーカーによる「ドラキュラ」の脚本の手稿や初版本を含むドラキュラ関連の展示物を鑑賞。
バズウェル館長は「ゴシック小説は、その荘厳で、驚くべき、恐るべき、不可思議な愛とともに数百年もの間、我々の人生のあらゆる側面に暗くも美しい影を落としています」と話し、「ブラム・ストーカーによる伝説的創作物の起源を『ドラキュラZERO』の主演キャストと監督とともに探究できたことは一生に一度の経験で、歴史的な手稿や印刷物と、記憶に残る複雑な人物を映画化したことで、創造的な想像力を融合させる稀な機会に恵まれました」と笑顔で語った。
一方、エヴァンスは本作について「ブラム・ストーカーが生まれる400年も前の話だからね。ヴラドの父親、戦士、君主、そして夫としてのストーリーを中心に描かれているから、みんなが慣れ親しんだ話ではないんだ。すでに映画を見た人からは、想像していたものと違ったという話を聞くよ」と、これまでのイメージを一新した作品になっていることを説明。
共演のガドンも「ヴァンパイア映画に出てくる女性は、たいてい禁断の愛や支配欲が絡むことが多いけど、ルークと私の関係はピュアで美しい愛に包まれていて、それを色々な形で表現しているの。全体を通して、私たちは愛する家族を守るために戦うのよ」と、この映画の魅力をアピールしていた。
『ドラキュラZERO』は10月31日よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開となる。
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