斎藤工「普段出さない声を出したので発散に」自堕落生活での失敗談も明らかに！

2014.10.14

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『少林サッカー』のチャウ・シンチー監督が「西遊記」の前日譚をオリジナルストーリーで描いた『西遊記〜はじまりのはじまり〜』。その日本語吹き替え版アフレコ取材が10月13日に都内スタジオで行われ、斎藤工と貫地谷しほりが感想などを語った。

意外にも実写長編映画の吹き替えは初めてという2人。三蔵法師になる前の妖怪ハンター・玄奘（げんじょう）役の斎藤は「感情をオーバーに表現して普段出さない声を出したので発散になりました」とコメント。玄奘に恋する女妖怪ハンター・段（だん）役の貫地谷も「叫んだり、大声を出したり楽しかったです。長いお話を決められた時間のなかで録るので体力が必要でした」と普段とは違う仕事を楽しんだ様子だ。

演じた役柄については「実際の自分も自堕落な生活を送っているので、三枚目のキャラクターが合っていると思います」と役との共通点を明かした斎藤。さらに「玄奘は当時でも時代遅れな“わらべ歌”で妖怪を退治する泥臭いやつなんですよ。僕もアナログなところがあって、音楽ソフトのアップデートが上手くできなかったり、ガス代を引き落としにしていなかったら止められちゃったりしたことがあって」と失敗談も披露。

さらに、貫地谷扮する女妖怪ハンターに迫られるシーンにからめ「実際に異性から迫られたら？」と聞かれた斎藤は、「それは相手によるんじゃないですか？」とニヤリ。「迫られるよりこっちから攻めたいですね」と肉食系な部分をのぞかせると、貫地谷も「私は劇中の立場とは違って迫られたい」と、それぞれ役柄とは違うキャラクターであることをアピールした。

映画については「魂を込めて臨んだ吹替え版も、楽しみにしてもらえればと思います。劇場体験をしないと損をする作品だと思いますので、ぜひ劇場でご覧ください！」と劇場鑑賞を勧める斎藤。そんな斎藤とは演劇研究所時代からの知り合いだという貫地谷は、「こうして今、2人で囲み取材を受けているのが不思議な感じです」と感慨深げ。「大好きなチャウ・シンチー監督の作品で初めての吹替えという機会を与えていただきありがとうございました」と喜びを口にしていた。

『西遊記〜はじまりのはじまり〜』は11月21日より全国公開される。