Jホラーの巨匠・清水崇監督がツイ・ハーク、ジャッキー・チェンらに続いて栄誉ある賞を受賞!
日本からは岩井俊二、原田眞人に続く監督として3人目の受賞
『犬鳴村』(19年)『樹海村』(21年)『牛首村』(22年)と立て続けにヒットを飛ばした日本ホラー界の巨匠・清水崇監督が、開催中のニューヨーク・アジアン映画祭にて「スター・アジア・ライフタイム・アチーブメント賞」を受賞した。
・『牛首村(うしくびむら)』Kōki,×萩原利久×高橋文哉インタビュー
ニューヨーク・アジア映画財団、フィルム・アット・リンカーン・センター主催のニューヨーク・アジアン映画祭(NY Asian Film Festival)が、日本時間の7月15日から31日まで開催されている。同映画祭はアジア映画を専門にする映画祭として人気も高く、20周年を迎える今年もアジア映画から選りすぐられた様々なジャンルの作品を上映している。
恐怖の村シリーズ第3弾として今年2月に劇場公開され、現在はパッケージ・配信で視聴可能な『牛首村』も、同映画祭にて現地時間7月19日夜より公式上映された。会場には今年度映画祭主催のマスタークラス講師としても招聘を受けている清水崇監督がゲストとして登壇。その際に映画祭から、「スター・アジア・ライフタイム・アチーブメント賞(NYAFF Star Asia Lifetime Achievement Award)」を授与された。
この賞はアジア映画に長年多大な貢献をした人物に映画祭から授与される名誉あるものであり、これまでにツイ・ハーク、ジャッキー・チェン、ユエン・ウーピンら錚々たる映画人が受賞している。日本からは岩井俊二、原田眞人に続く、監督として3人目の受賞となる。ホラー界の巨匠にして、数々の作品を手がけてきた清水監督の最新作『牛首村』の上映も、極限の恐怖描写で映画祭の観客を戦慄させた。
この栄誉ある賞を手にした清水監督は、「怖がりだった幼少期には、まさか20年以上も(ほぼ)ホラー映画を撮り続ける人生になるとは思いませんでしたが、過小評価されがちのジャンル作品ばかりの僕がこのような賞をいただき、光栄です」と喜びを語った。
さらに今後の抱負として「ホラーイメージの僕ですが、残りの人生……コメディや他ジャンルのエンタメ作品にも挑戦していきたく、より一層精進させていただきます」とホラーだけにこだわらない創作意欲を明かした。
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