『溺れるナイフ』山戸結希監督、『君の膵臓を食べたい』月川翔監督らヒットメーカーが続々
若手クリエイターを応援する「真夏のミライ映画フェス 2022」が現在開催中。7月30日の高評価作品の放送日&裏トーク配信日でクライマックスを迎える。
本企画は、BS松竹東急と東京学生映画祭、ムビコレがコラボし、若き才能にスポットを当てるプロジェクト。今年で33回を迎える東京学生映画祭(以下:東学祭)は、『EUREKA(ユリイカ)』の青山真治監督、『フィッシュストーリー』の中村義洋監督、『ちはやふる』の小泉徳宏監督、『溺れるナイフ』の山戸結希監督、『君の膵臓をたべたい』の月川翔監督、『PUI PUI モルカー』の見里朝希監督などの才能を世に送り出してきた、日本で最も長い歴史を持つ学生映画祭だ。今年度は8月20日・21日の2日間、渋谷のユーロライブにて開催される。
ムビコレではそんな東京学生映画祭を直撃! 広報担当の宇佐美綾香さん(3年生)と配信担当の宮本陽香さん(3年)に、成り立ちから運営の様子までを聞いた。
審査委員も豪華! 今年は『バケモノの子』細田守監督が
今年度は『竜とそばかすの姫』(21年)の細田守監督が東学祭のゲスト審査員を務める。これまでも東学祭では毎年、今をときめく監督や俳優、クリエイターをゲスト審査員として招いており、過去には、黒沢清監督(『スパイの妻』)、新海誠監督(『君の名は。』)、入江悠監督(『SRサイタマノラッパー』)など人気監督が審査員を務めている。
また、現在活躍中の映画人やクリエイターの中には、学生時代東学祭にエントリーしたという方も少なくない。しかし、才能豊かな彼らと言えども、当時はグランプリなどとは無縁で、それどころか何の賞も獲得できなかった…という人もいるそうだ。『女子高生に殺されたい』や、公開中の『ビリーバーズ』などの城定秀夫監督もその1人である。
学生時代所属していた団体で東学祭に参加したという城定監督。才能溢れる彼が当時は無冠だったと聞いて驚いたが、じゃんけんに負けたため監督を務めることができなかったという。もしかしたら、他にも城定監督のような残念な思い出がある人気監督がいるのかもしれない。
昭和最後の秋、早稲田大学の映画祭から枝分かれしてスタート
東学祭の始まりは、1988年に遡る。昭和最後の秋、当時行われていた早稲田大学の映画祭から枝分かれしてスタートした。バブル期に重なった初期は大口スポンサーも付き、運営費も潤沢にあったそうだが、バブル崩壊後は一転。財政難で存続の危機に陥った時期もあるという。
そんなピンチも乗り越えて続いてきた東学祭の一番の特色は、学生ゆえにスタッフの新陳代謝が早く、毎年内容が大きく変わる点。開催時期や期間が変わるだけでなく、「広報」などの担当を置くかどうかもその年によって変わるのだという。さらに、作品選定も学生スタッフたちの話し合いで決めている。
今年の応募数は、204作品。その中から、学生スタッフたちが手分けして12作品まで絞る。その12作品が映画祭で上映され、ゲスト審査員たちが当日作品を見て受賞作を決めるという。
11作品まで絞り込む過程で、時には学生スタッフ同士で意見がぶつかり、熱のこもった話し合いになることも。選ばれた上映作には、学生スタッフたちの思い入れや愛がたくさん詰まっているのだ。
上映作品やゲスト審査員たちのトークはもちろんのこと、情熱を持って東学祭を運営する学生スタッフたちの姿を見に、ぜひ会場へ足を運んでほしい。
東京学生映画祭は8月20日・21日、渋谷のユーロライブにて開催。
[訂正のお知らせ]
本文 第2段落で以下の通り訂正しました。
訂正前:今年度は8月21日・22日の2日間、渋谷のユーロライブにて開催される。
訂正後:今年度は8月20日・21日の2日間、渋谷のユーロライブにて開催される。
[訂正のお知らせ]
本文 第9段落で以下の通り訂正しました。
訂正前:学生スタッフたちが手分けして11作品まで絞る。その11作品が映画祭で上映され、
訂正後:学生スタッフたちが手分けして12作品まで絞る。その12作品が映画祭で上映され、
[訂正のお知らせ]
本文 最終段落で以下の通り訂正しました。
訂正前:東京学生映画祭は8月21日・22日、
訂正後:東京学生映画祭は8月20日・21日、
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