瀬戸内寂聴をモデルにした役を演じた寺島しのぶ、お別れ会に出席「パワーをもらいました」
作家・井上光晴と妻、そして瀬戸内寂聴をモデルに男女3人の“特別な関係”を描く
作家・井上荒野の同名小説をもとに、父である作家・井上光晴と母、そして昨年11月に死去した瀬戸内寂聴をモデルに男女3人の“特別な関係”を描いた映画『あちらにいる鬼』が、2022年11月に全国公開される。同作で寂聴をモデルとした役を演じた寺島しのぶが「瀬戸内寂聴さん お別れの会」に出席した。
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W主演を務めるのは、寺島しのぶと豊川悦司。寺島が演じるのは、瀬戸内寂聴をモデルにした人気作家・長内みはる、のちの寂光。豊川が演じるのは、井上荒野の父親・井上光晴をモデルとした作家・白木篤郎。共演の広末涼子が篤郎の妻・笙子を演じる。
監督は廣木隆一、脚本は荒井晴彦。寺島と豊川は廣木監督・荒井脚本の『やわらかい生活』(06年)で初共演を果たして以降、『愛の流刑地』(07年)『劇場版 アーヤと魔女』(21年)で繰り返し共演している。
瀬戸内寂聴
昨年11月9日に99歳でご逝去された瀬戸内寂聴さんのお別れ会が、7月26日に帝国ホテルにて開催された。このお別れ会には生前の寂聴さんと親交のあった著名人ら287名が参列。本作で瀬戸内寂聴をモデルとした長内みはる/寂光を演じた寺島も出席した。
映画の撮影から約2か月が経過し、赤い短髪姿で登場した寺島は、「『あちらにいる鬼』に出演するにあたって、寂庵に伺ってぜひお会いしたいと思っていたんですがコロナ禍で叶わず、お目にかかることができませんでした」と語る。
さらに「ランクインの前に、監督と一緒に寂庵にお邪魔したら、寂聴さんの太陽のような写真が並んでいて、パワーをいただけたような気がして、『とにかく頑張ってきます』と報告させていただいたことを覚えています。(映画で演じた役柄は)モデルとはいっても寂聴さんのエッセンスがたくさん入っている映画ですので、リスペクトしながら撮影をさせていただきました」と寂聴、そして映画への想いを述べた。
『あちらにいる鬼』は2022年11月に全国公開される。
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