【今日は何の日】「花火の日」の映画、和洋2選! 市原隼人主演作とブラッド・ピット主演作
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8月1日は花火の日。大空に打ち上がる花火は、なぜ人をあんなにもワクワクさせるのか。それは洋の東西を問わず共通である。そこで今回は、日本映画とアメリカ映画からそれぞれ花火が印象的な映画をセレクトしてみた。
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愛すべき悪ガキと駐在さんのイタチごっこ、花火泥棒を画策
まずご紹介するのは、1970年代が舞台の日本映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』だ。2007年の作品なので、高校生役として出演している市原隼人や賀来賢人が初々しい。昭和世代には刺さる懐かしい風景、ファッション、BGMなどがてんこ盛りで、全編に日本の70’sの濃厚な空気が漂いまくっている。あくまで誉め言葉なのだが、脳みそを使わずな~んにも考えずに見て楽しめる映画である。
ベタな展開やオーバーリアクション気味の演技も鼻につかず好印象に映るのは、物語の中心となる悪ガキ高校生達がととことんピュアだからだろう。毎日毎日地元の駐在さん(佐々木蔵之介)にいたずらを仕掛けるのだが、それが実にかわいらしいレベルなのである。駐在さんのイメージダウンを狙って駐在所にSM漫画をバラまきに行く、駐在所の赤ランプを盗んで頭にかぶり、これ見よがしに自転車で駐在さんの目の前を通り過ぎる、などなど。そんな愛すべき悪ガキたちは、人間愛を動機に花火大会会場からの花火泥棒を画策。そして、自分たちの手で戦利品の花火を打ち上げるシーンが胸を打つ。
死神の社会科見学終了と人間の現世卒業を花火が彩る
次に紹介するのは、ブラッド・ピット主演の『ジョー・ブラックをよろしく』だ。ラストの長尺の花火シーンが、登場人物それぞれの出会いや別れといった人間模様をドラマティックに彩ってくれる。
死期が迫った大富豪(アンソニー・ホプキンス)をお迎えに来た死神(ブラッド・ピット)が、人間の身体を借りてちょっとばかり現世の生活を体験してみたいと社会科見学的バケーションを敢行する。しかも、お迎えする相手に素性を明かした上での「公認」である。そして、お迎え相手の家に寝泊まりして仕事場にもくっ付いて行き、役員会議にまで出席するのである。人間界初心者ゆえの不思議な言動から、「一体あいつは誰なんだ」と周囲から突っ込まれまくるも「死神です」とも言えず答えに窮するばかり。前述のラストシーンでは花火の演出効果が存分に発揮されており、見る者の感動を増幅してくれる。(T)
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