女優デビューのmiwa、同じシーンを違う角度から撮ると言われてビックリ

2014.12.03

その他の写真はこちら（3）

謎の指揮者と負け組楽団員が巻き起こす笑いと涙の音楽エンターテインメント『マエストロ！』。この映画の完成披露試写会が12月2日に丸の内ピカデリーで行なわれ、主演の松坂桃李をはじめ、miwa、西田敏行、小林聖太郎監督が登壇した。

・miwaが女優デビュー！映画『マエストロ！』でヒロインの天才フルート奏者役に

天才ヴァイオリニストの香坂役に扮した松坂は「今日は日本の音楽映画に新しい風を吹かせにやってまいりました！」と力強く挨拶。本作が女優デビューとなるヒロインの橘あまね役を演じたシンガーソングライターのmiwaは「映画というものに初めて出させていただき、完成披露試写会というものも初めてです」と初めてづくしで緊張しながらもニッコリ。

今年のNHK紅白歌合戦への2年連続での出場も決まっており、意気込みを聞かれると「2014年最高の締めくくりにしたいと思いますので、紅白も見ていただけたらうれしい！年明けにはぜひ『マエストロ！』を見てください」とアピールした。

また、松坂は劇中で披露したヴァイオリン演奏について「1年前から練習し、最初は難しさもわからないので、『耳をすませば』の天沢聖司くんみたいでかっこいいなとだけ思っていましたが、練習を重ねるにつれて口数が減っていく、地獄の日々を過ごしていました（笑）」と振り返った。

そんな松坂を西田は「集中力がすごい。ありきたりな音楽映画じゃないですよ。本当に彼を見てもらいたい」と絶賛。一方、印象的なシーンについて聞かれたmiwaは「食べながらのシーンが一番大変でした。監督にOKと言われても、もう1度同じシーンを違う角度から撮ると言われて驚いていると、みなさんに笑われました」と初々しい思い出を明かした。

この日は会場に、11億円相当という世界最高級のヴァイオリン「ストラディヴァリウス」も登場。これを手にした松坂は、緊張しながらも実際にロングトーン（同じ音を一定間弾く）を生披露し、「強く押さえずとも、自然にヴァイオリンに吸い寄せられるような感覚になりました」と名器への感想を口に。

その後、一般的なヴァイオリンと、ストラディヴァリウスの聴き比べにも挑戦。西田は「こんなにクォリティの高い試写会は初めてですよ！」と思わず驚きの声。ストラディヴァリウスの音色が響き渡り、違いについて聞かれると、松坂は「違いがすぐにわかりました。音の繊細さがガラスの様で透明感がありびっくりしました」と語り、音楽家でもあるmiwaも「音に深みがありましたよね」とその違いに驚きの面持ちだった。

『マエストロ！』は2015年1月31日より全国公開となる。